■ 愛子さま、初めてのお正月

(12/17)音の響きで「としのみや」に・敬宮愛子さまの称号

 「音の響きで『としのみや』に」――。皇太子ご夫妻の長女、敬宮愛子さまの称号(宮号)の読み方について、宮内庁の羽毛田信吾次長は17日の定例会見で、「先例や音の響きを考えてのものではないか。(ご夫妻が)お好みの部分まで含めてお決めになっている」と述べ、「人を愛し、人を敬う心を」という思いを込めた名前、称号は、その読み方にまで皇太子ご夫妻のこだわりが反映されていることを明らかにした。

 羽毛田次長によると、「敬」の字を人名で使う場合、「けい」や「たか」と読むことが多いが、称号には訓読みを用いるのが近代の通例で、他の皇族と同音の称号も避ける習わしになっている。「たかのみや」とした場合は、天皇陛下の姉で昭和天皇の三女、故鷹司和子さんの称号「孝宮」と同音になるという。

 「としのみや」はこうした先例も踏まえて選ばれたが、同次長は「決して消去法で選んだわけではなく、音の響きなど総合的に判断されたもの」と話した。

 また、同次長は今月23日の天皇誕生日の一般参賀に、出産後間もない雅子さまが欠席される方針を明らかにした。


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