■ 愛子さま、初めてのお正月


誕生した女の子との初対面を終え皇太子さまの見送りを受けられる天皇、皇后両陛下(2日午後2時14分、宮内庁病院)=代表撮影

(12/2)両陛下、お孫さまと対面・「いい赤ちゃん」と笑顔

 皇太子妃雅子さま(37)のご出産から一夜明けた2日、天皇、皇后両陛下は宮内庁病院を訪問し、雅子さまをお見舞いするとともに、誕生した女の子と初めて対面された。陛下は「とにかく元気そうですね」、皇后さまも「いい赤ちゃんでしたね」とお2人とも笑顔で話された。関係者によるとお子さまの元気な泣き声が病室の外にまで聞こえてくるという。同日、皇居での一般参賀の記帳も始まり、皇居前広場には開門前からお祝いの人の列ができた。

 雅子さまは、この日も病院2階の皇室専用病室で静養された。皇太子さまも付き添われた。退院は誕生7日目の命名の儀を終えた後になる見込みだが、雅子さまは時折、室内を歩かれるなど順調に回復。既にふつうの食事を取られているという。

 これに先立ち皇太子さまは同日午前、天皇、皇后両陛下とともに皇居・宮殿「鳳凰(ほうおう)の間」で、秋篠宮ご夫妻ら皇族方や元皇族、小泉純一郎首相ら三権の長からお祝いを受けられた。国務大臣や最高裁判事、都道府県知事、各国の駐日大使らも宮殿や東宮御所でお祝いの記帳をした。

 皇居では午後1時から一般参賀を受け付け、午後4時までに約3万8000人が記帳、地方の出先機関を含めると全国で約6万2000人が記帳に訪れた。皇居前広場には開門前からお祝いの人々の列があふれたため、宮内庁は急きょ、午前中から坂下門の外で記帳を受け付けた。皇太子ご夫妻の住まいの東宮御所(東京・元赤坂)でも午後4時までに約8500人が記帳。皇居での記帳は3日午前も受け付ける。


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