■ 愛子さま、初めてのお正月


皇太子ご夫妻のお子さま誕生で、お祝いの記帳をする人たち=3日午前、皇居〔共同〕

(12/3)雅子さま、病室で静養・皇居、記帳に長い列

 女の子を出産したばかりの皇太子妃雅子さまは3日午前、誕生から3日目を迎えたお子さまとともに、引き続き皇居・宮内庁病院の皇室専用の病室で過ごされた。「お産したばかりとは思えないほど」(宮内庁関係者)で、母子ともに元気な様子だという。

 皇居では2日に続き、午前9時から一般参賀の記帳を受け付けた。平日にもかかわらず早朝から人の列ができ、午前11時までに約1万人が訪れた。2日の記帳者は皇居で約3万8000人、地方の出先機関を含めると全国で計約6万2000人だった。

 一方、天皇、皇后両陛下は同日午前、東京・上野公園の日本学士院会館で開かれた第17回国際生物学賞授賞式に出席。雅子さまの出産後初めての公務で、両陛下は出迎えた人々の祝福の言葉に対し、笑顔でこたえられた。

 国際生物学賞は昭和天皇の在位60年を記念して1985年創設。毎年1人、生物学の分野で世界的な業績を挙げた研究者に授与される。今回は三葉虫など、古生物の研究で知られるイギリス人のハリー・ブラックモア・ウィッティントン・ケンブリッジ大名誉教授が受賞した。


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