■ 愛子さま、初めてのお正月

(12/8)皇太子さま、陣痛後も雅子さまのおそばに・主治医が記者会見

 「(皇太子さまは)陣痛が始まってからもそばについていらっしゃいました」――。入院から9日目の8日、皇太子妃雅子さまは元気そうな笑顔で、長女の敬宮愛子さまと宮内庁病院を退院された。主治医で東宮職御用掛の堤治東大医学部教授らは同日午後、宮内庁で記者会見し、安どの表情を浮かべながら敬宮さまご誕生までを振り返った。

 堤教授によると、皇太子さまは出産の直前まで、陣痛室を兼ねた分娩(ぶんべん)室で雅子さまにつき添われた。いわゆる高齢出産ながら、産後の経過も非常に順調な安産。「(皇太子)殿下も一生懸命励まされ、いい結果になった」とした上うえで、「妊娠の仕組みをよく勉強していただき、安産体操など、健康管理もしっかりやってくださった」と、出産に向けた雅子さまの努力をたたえた。

 陣痛が始まってから約2時間で出産となった経過について、堤教授は「医学的な処置は何もしていない」と強調。「陣痛促進剤の使用や帝王切開などは一切ない」として、自然分娩だったことを明らかにした。

 雅子さまは約3時間おきに敬宮さまに授乳し、入浴やおむつ交換を自らの手で行われることも。敬宮さまの健康については今後、新たに東宮侍医に加わる小児科医を中心に見守っていくという。


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