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第941回
風の大地 パタゴニア大紀行
2005/11/26(土)21:00〜
今週のミステリーハンター
稲田 奈緒(いなだ なお)
1977年9月26日生まれ。東京都出身。女優としてテレビドラマ等で活躍。趣味は映画鑑賞、ドライブ、腹筋。スノーボードやボディーボードなどのスポーツをこなすほか、書道6段の腕前を持つ。ミステリーハンターは今回が初めて。
稲田 奈緒
(いなだ なお)

地図日本から飛行機を乗り継いで30時間以上かかるパタゴニアは、地球のちょうど裏側にあたり、南米アルゼンチンの最南端に位置します。10月、春を迎えたパタゴニアには、マゼランペンギンや、ミナミセミクジラ、ゾウアザラシなどが大集合! 繁殖や子育てをする生き物たちの楽園になるといいます。またパタゴニアにはその存在自体が不思議と言われる広大な氷河や、巨大な化石の森が! 今回、驚異の大自然と生き物たちの営みを紹介してくれるのは、ミステリーハンター初挑戦の稲田奈緒さん。では早速、レポートの様子を聞いてみましょう。

Q.まさに生き物たちの楽園! そんなシーンをたくさん見られたようですね?

エサを取りにみんなで海へマゼランペンギンが子育てをする草原で、丘からトコトコと降りてきたペンギンを最初に見たときは、かわいい!って思ったんですけど、よーく見ると丘の上まで、あたり一面ペンギンだらけ! そういえば車を降りる前から、「グァーグァー」ってすごい鳴き声が聞こえてましたが、その数の多さにビックリしました! 野生のペンギンだから人を警戒するのかな?と思ったら、全然違って人懐っこいし、すごく堂々としているんです。私たちのすぐ横を平気で通って行くんですが、「あなたがよけなさいよ!」って感じの歩きっぷりでしたね(笑)。取材前はペンギンがいるところを見に行くって感覚でしたが、実際はペンギンの世界に入っていった気分でした。

出会い!

― クジラの親子を至近距離で見た感想は?まためったに見られない行動とは?

ミナミセミクジラは、船から手を伸ばすと触れるくらいの距離で見ることができました。時には赤ちゃんクジラが船の下を泳いだり、ボンッとぶつかったりも。でも遊んだり、「これはなんだろう?」って興味でぶつかってくるのが分かるので、全く怖くないんです。レンジャーさんのお話によると、何週間も張っていないと今回ご紹介する映像は撮れないそうですよ。本当に運が良かったんです。お母さんクジラが頭からボーンッと飛び出すジャンプも大迫力でしたが、私が特に感動したのはしっぽ。クジラの親子の遊びなんですが、お母さんクジラがずーっと、逆立ちをしているんです! それも皮膚のシワが見えるくらい船のすぐ近くで! 目の前に大きな岩が現れたみたいでした。これは必見です!
今回同行して下さったクジラ博士は、「今、僕達の船にぶつかったクジラの赤ちゃんが、お母さんクジラに怒られて るよ」とか、すぐそこに!!その仕草から分かることを教えてくれました。クジラに限らず、マゼランペンギンやほかの動物たちも、人間のような言葉を使わないせいか、ちょっとした行動から考えていることが何となく分かりますね。例えばオスのペンギンがメスをパンパン叩く仕草は、きれいにしてあげているのか、「俺のところにこいよ!」と誘っているのか、明確には分かりませんけど、とにかく自分をアピールしているような? でもメスが嫌がっているのも分かっちゃいました(笑)。口にエサをいっぱい詰めて巣に戻るペンギンを見ると、その背景が想像できるし、動物の世界は見ているだけでドラマがありました!

― ミナミゾウアザラシのハーレムでも、思わぬドラマが?

ミナミゾウアザラシの様子はまさにハーレム。ボスのオスがドーンと真ん中にいて、その周りにメスがわらわらいるんです。それを遠巻きにしている若いオスたちが、ボスのおこぼれを待っている状況。でも若いオスが少しでも近づこうものなら、ボスはすぐに攻撃をするんです。見ていないようで、さすがにしっかり監視してました。でもそこでドラマが! あるメスのところに若いオスが寄っていったんです。だからまたボスが追い払って、そのメスを自分の方に呼んで交尾しようとしました。ところがメスは、やめてよ!って仕草で拒否!なんと若いオスのいる方へ! あ・・・、ボスがふられちゃったんだって分かりました(笑)。メスは若いオスとそのまま海に行ってしまったんですよ。

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