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第827回
封印されたメキシコ革命 日本人移民を救出せよ
2003/05/31 (土) 21:00〜


諸岡 菜穂子
諸岡 菜穂子(もろおか なほこ)
Profile
1975年4月19日生まれ。中央大学・総合政策学部卒業。
趣味は読書、散歩。特技はチベット舞踏。
文化放送「スターは君だ!」'88グランプリ受賞でデビュー以後、女優としてドラマや映画で活躍するほか、多くのCMにも登場。またラジオパーソナリティーや歌手、作詞家としても活動中。
ミステリーハンターは今回で5回目(スペシャルの回は含まず)。


Interview
 

明治時代、新天地を求めてメキシコへ渡った日本人移民団がありました。気候や文化の違う異国で、苦労を乗り越えてきた彼らに、1910年最大の危機が訪れます。メキシコ革命が勃発し、百数十人もの日本人が革命軍の捕虜となってしまったのです。彼らを救うために外務省から派遣された1人の男、馬場称徳。そして、馬場が交渉にあたった革命軍のカリスマ的リーダー、パンチョ・ビリャ。1度は封印されていた、メキシコ革命の真実を探るため、ミステリーハンター・諸岡菜穂子さんが、2冊の手帳と1本のテープを手がかりに、メキシコへと旅立ちました。

Q.レポーターとして、初めての中米はいかがでしたか?
  「壁の色や雰囲気がいかにもメキシコという感じですよね」今回は、初めてヨーロッパ以外のロケ地、そして初めてコートのいらないロケでした。レポーターとしては、今回初めてミステリーハンターとしての洗礼を受けたな、と感じています。私、虫が苦手なんですね。仕事を終えて夜、ホテルの部屋に戻ると、ベッドの横に、あお向けになったゴキちゃんが足をバタバタさせながら「おかえり!」って…。東京ならそこで「ギャー」と叫んで部屋を飛び出たと思いますが、ハプニングが起きても、ちゃんと対処できてこそミステリーハンターじゃないですか。半分目をつぶりながら頑張って処理して、ホッとしたら天井に白いヤモリ君がシュルシュル…。そんなことが2回くらい続けてあったんです。ヨーロッパのホテルではそういうことはなかったですし、いつも電話やテレビのあるホテルに泊まっていたのは、恵まれていたんだと実感しました。私としては、印象に残っている出来事だったのですが、帰国してエクアドルで生きている虫を食べている原さんのレポートを見て(バックナンバー参照)、スゴイ!と感服しました。ホテルのゴキちゃんくらいじゃ、まだまだ、でしたね・・・。
Q.メキシコの印象はどうでしたか?
  将来が楽しみ?なんともセクシーな雰囲気の美少女私、暑い所が好きなんですよ。体調もよくなるんですね。今回のロケでは、メキシコシティーに到着してすぐに、グアテマラの国境近くにある、タパチュラという所へ向ったんです。タパチュラの空港の窓から外を見ると、太陽の光がさんさんと、なんてもんじゃないですね、光りが地面に突き刺さるような感じで。写真に撮りたい!と思うほど素敵でした。でも、このワクワクした気分も、クーラーの効いた快適な空港を出た瞬間になえてしまいました…。ジャングルを切り開いた街なので湿度がすごいのです。現地の方たちは、日中はほとんど外出なさらないようですね。私たちは逆に日中に撮影をしなくてはならないので、大変でした。気温は30度ちょっとなんですが、湿度は日本で経験したことがない高さでしたね。泳ぐように歩いていました。天使のような笑顔!そこから今度は、アメリカに近いチワワという所へ北上したのですが、一変して快適!暑くて、乾燥していて、風も強すぎるぐらい吹いていて、みるみる元気になってしまいました。チワワにはチワワ鉄道という列車が走っていて、山や海岸線などいろいろなメキシコの風景を満喫できる人気のコースで、アメリカのリタイアしたご夫婦などが列車の旅を楽しんでいるそうです。私もいつか乗ってみたいと思いました。
それから、中米の方たちは、背丈や顔立ちが日本人と似ているので、親しみを感じました。体型はグラマラスなんですけどね。子どもたちが、とってもかわいいのも印象的でした。「ずっと一緒にいたい!」って思ったくらい。眠っていた母性が目覚めた、という感じです。

諸岡さんも夢中!かわいいコたち
Q.メキシコ料理はいかがでしたか?
  「今回の旅でいちばんよく食べた、タコスとマンゴーです」出発前、友だちに「メキシコでタコスづくし?」なんて冗談を言われたのですが、本当にタコスはいっぱい頂きました。レストランに入ると、料理と一緒に半分にカットされたライムがたくさん付いてくるんですね。今までタコスにライムをかける、というイメージはなかったのですが、たっぷりとライムを絞って食べてみると、これがさっぱりとしてまた違った味わいなんです。新たな発見でしたね。それから、南米ではアルゼンチンの牛肉が有名のようで、専門店でアルゼンチン牛を頂きました。これが、すごくおいしかったですね。「アルゼンチン牛はオススメですよ、本当においしかった!」日本の霜降り高級肉とは違ったおいしさなんですよ。ジューシーで、肉自体の味が濃くて。私はダンゼンお肉党ですから、波型のプレートに山のようにお肉が盛られてくるんですけど、しっかり食べてしまいました。塩コショウで焼いただけなのですが、部位ごとに味が違って飽きませんでした。
それから嬉しかったのが、ロケ中、私の誕生日に、スタッフの方が、マンゴーでバースデーケーキ代わりのデザートを作ってくださったことですね。ケーキ屋さんもない田舎町だったので、レストランの方に「このマンゴーをデコレーションしてほしい」と頼んだら、「できない」と言われたそうで。コーディネーターの方がカットしてお花のようにマンゴーを飾ったものを出してくださいました。こういうプレゼントがいちばんいい思い出になるんですよね。本当に嬉しかったです。


「忘れられない誕生日の思い出ができました」


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