2009年8月12日19時20分
【ベルリン=増田創至】国際陸上競技連盟は12日、フライングした選手は即失格とする新制度を導入することを決めた。世界選手権を前にベルリンで開いた総会で賛成多数で可決した。国際大会では10年1月から適用される。日本の大会では、早ければ同4月からになる。
フライングはかつて各選手に1度ずつ許されていたが、03年からの現行規則は、各レースで1度フライングがあった後は、2度目の選手が誰であっても失格となるなど不公平感があり、心理的な駆け引きのために故意のフライングが許される点なども問題視されていた。
一発失格は競泳では導入済みで、五輪でも00年シドニー大会から実施されている。