25日に投開票される宮城県知事選で、県選挙管理委員会が戦国ブームに乗って作製した投票啓発用のポスターや垂れ幕が、熱心な若い「武将ファン」の間で人気になっている。
若者の投票率をアップさせようと、戦国ブームの火付け役の一つとなった人気家庭用ゲームソフト「戦国BASARA」に登場する伊達政宗が腕を組み、投票を呼び掛けるポスター約1万枚を作製。駅や市役所などの公共施設で掲示した。JR仙台駅近くの複合商業施設「アエル」には、ほぼ同じデザインの垂れ幕(長さ16メートル、幅3メートル)も掲げた。
県選管には告示日以降、「選挙後にポスターを譲ってください」との電話やメールがこれまで40~50件あった。各市町村の選管にも問い合わせがあるという。
県選管は「枚数が限られているので断っている」としているが、仙台市の青葉区役所など一部では選挙後に希望者に配布するという。関係者は「こんなに反響があるとは思わなかった」と驚いている。【須藤唯哉】
毎日新聞 2009年10月24日 10時58分(最終更新 10月24日 11時03分)
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