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世界ふしぎ発見!
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バックナンバー 第910回
カナリア諸島探険記 ピラミッドの謎を解け!
2005/03/19(土)21:00〜

宮地 眞理子(みやち まりこ)
宮地 眞理子(みやち まりこ)
Profile
1980年2月27日生まれ。神奈川県出身。女優として映画、TVドラマ、舞台などに多数出演するほか、CM、雑誌等でも幅広く活躍。趣味はボディボードと映画鑑賞。「映画は本当に大好きですね」との言葉通り、映画雑誌に連載を持っていたこともあり、自身でも「ハート・オブ・ザ・シー」('03年)、「WASABI」('02年・仏映)に出演。特技は、新日本舞踊、合気道。ミステリーハンターは今回で7回目。

Interview
スペイン最南端にあり、アフリカ北西部に近いカナリア諸島は、大西洋に浮かぶヨーロッパ人憧れのリゾート。今回はミステリーハンターの宮地眞理子さんが、大小13の島々からなるカナリア諸島を訪ねます。その中のひとつテネリフェ島では、14年前、畑の中から謎の石積みが見つかりました。それらがアステカやマヤなど、中南米に栄えた文明が築いたピラミッドと酷似していることから、なんとこの発見が世界史の常識を覆す可能性も!?
6基ものピラミッドはもちろん、島ごとに多様な姿を見せるカナリア諸島の自然にもビックリしたという宮地さん。早速お話を聞いてみましょう。
地図
Q.島ごとにビックリ!? 多様な自然を持つカナリア諸島の印象は?
先住民グアンチェ族の洞窟近代化された街並みの島もあれば、ジャングルがそのまま国立公園になっている島や、見渡す限り溶岩しかない島、また「え? いきなり砂漠?」って景色の場所もあって、島ごとに自然の様子が違うのにはビックリしました!
溶岩が広がるランテサローテ島は、本当にそれ以外何もなくて、地球じゃないような雰囲気・・・。車でそこを移動してると、こんな土地が存在するのか!?って不思議な気分になるところなんですよ。でも車中から溶岩がポツポツッっと白くなっているのがわずかに見えたので、同行するレンジャーの方に「あれ、何ですか?」って聞いたんです。するとそれは「コケがやっと生えてきた状態だ」って教えてくれました。溶岩地帯では最初に現れるのがコケで、それから長い時間をかけて木が生えるようになるから、コケが生えた部分は植物が生える段階にやっと到達したところなんだとか。カナリア諸島は火山の噴火によって出来た溶岩の島々だから、今はジャングルの島も、何千年も前にコケから始まったんだ・・・って考えると、それもまた面白く感じました。ランサローテ島には今も噴火口がたくさんあるし、地面の下にはマグマが流れていて、岩の近くにいるだけで熱いですね。だからとりあえず今は噴火しないけど、またいつかは・・・ってことらしいですね。だって地面を10センチくらい掘って、そこに枯れ葉を入れると火がボッ!と点いて燃えちゃうんですよ!
溶岩が作り上げた洞窟 サボテン公園
Q.ジャングルでマイナスイオン三昧・・・?木が生い茂る世界遺産の島、ゴメラ島の印象は?
ガラホナイ国立公園鬱蒼としたジャングルになっているので、昼間でも薄暗くてかなり独特な雰囲気でした・・・。すぐに霧が出て、山に囲まれているため上に逃げずに溜まるので、前が全く見えなかったり、足元は水を含んだようなすごい湿気に! でもそのおかげで植物がよく繁殖するそうです。ゴメラ島には太古の原生林があって、この島独自の固有種もたくさんあるんですよ。中でも私が面白かったのは真横に生えていた木(笑)。その木は土から垂直に育つので、山の急斜面ではほとんど水平に生えちゃうんですよ。中には重力に負けて折れている木もあるんですが、それでもちゃんと生きてるそうです。だからその木の近くを下りる時は、かがみながらアスレチック状態(笑)。地面には枯れ葉がたくさん落ちているから、ズルッ、ズルッて何度も滑りました。ちょっと転がっちゃうとすぐに崖だったりして、キケンな場所もありましたが、とにかくどこもマイナスイオンだけはたっぷり! 思う存分、森林浴をしてきました(笑)。

―そんなゴメラ島ならではのスポーツ、サルトスを体験したそうですが、どんなものでしたか?

この棒があれば山の移動も楽々!?サルトスは山が多いゴメラ島に伝わる、この島ならではの面白いスポーツですね。7,800メートルある山でも、2メートル位の棒を使ってあっという間に下りてくるんです。棒の先端が槍の様になっていて、それを低い場所にズボッと刺すと、その棒を伝ってスーッと滑り下りて、またズボっと刺しては下りていくんです。サルトスの達人が山を下りる姿はカッコいいですよ! 棒を刺しながら滑って下りる勢いで、もうポンポンポンポーンッって、あっという間に下りちゃう感じ。もちろん私も挑戦しましたが、そう簡単にマスターできるものじゃありませんでした。
翌日はさすがに筋肉痛かな?って思ったんですが・・・、これが意外と平気! ところが普通に山を下ったスタッフがみんな筋肉痛になってしまったので、実はあの棒はかなりスグレモノなんじゃないかって思いました。慣れるまでは難しいけど、マスターすればホントに簡単に山を下りられるんですよ。やっぱり独自の文化には、そこで暮らすための知恵が詰まってるな〜って実感しました。

―ラクダが歩く大砂丘の島にも上陸!?

おとなしくてカワイかったラクダちゃんこれがまた本当に砂漠なんです! 残念ながら番組中ではカットされてしまったんですが、フェルテベントゥーラ島には、アフリカのサハラ砂漠から風にのって海を渡った砂でつくられた砂漠が、海岸近くにダーッっと広がっていました。そこにはちゃんとラクダもいて、私を乗せるために前足を折り曲げてくれる仕草がすごくかわいかったですね。ひとこぶラクダで結構揺れるし、乗り心地はイタタッて感じでしたが(笑)、楽しいんですよ! 降ろしてくれるときもまた前足をガックリ折り曲げてくれたから、思いっきり傾いて落ちましたけど(笑)。その砂漠を、海に遊びに来た観光客の人たちが水着姿で歩いているのも、また不思議な光景でしたね。


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