Q.由佳さんにとっては、ヨーロッパ取材もめずらしいですが、「世界ふしぎ発見!」でもブルガリア取材は久々だったとか。まずは、国の印象を聞かせてください |
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私も、取材前はヨーグルトしか思い浮かばなかったのですが、国の名前は知っていてもブルガリアについて知っている人は意外と少ないんですね。「世界ふしぎ発見!」でも、12年前に竹内海南江さんが、1度レポートしただけだそうです。空港に降り立って、まず感じたのは、きれいな女性が多いな、ということでした。実際、街に出てそれが気のせいじゃないことがわかりました。ホント、すごいんですよ!美人ばっかり!スタイルも、みんなモデルさんなのかな、と思うほどよくて。それに都市部では、けっこう露出度の高いファッションをしている女性が多いんですよ。私も男性陣と一緒になって、「ウォー!」「オォ!」という感じで美女ウォッチングを楽しんでいました。
国の印象としては、首都のソフィアは都会ですが、地方へ行くととてものどかですね。「魔女の宅急便」に出てくる街のような雰囲気で、時間もゆったりと流れている感じです。明るい方が多くて、お酒を飲むと、歌ったり踊ったりして盛り上がるんです。私もそういうの、大好きですから、みなさんと一緒に楽しみました。
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Q.ブルガリアでは大切な特産物でもあるバラ。「バラの谷」を取材した感想は? |
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「バラの谷」と呼ばれているバラ園のたくさんある地域があるのですが、私が行った時期は、ちょうど収穫期で、各街でバラ祭りが開催されていました。私もバラの収穫を体験させていただいたんですよ。みなさんお忙しいのにもかかわらず、丁寧に教えていただきました。ローズオイルを抽出するのに最適なのは、ちょっとだけ開きかけたツボミのバラなんです。日が昇ると、どんどん花が開いてしまうので、夜明け前に急いで収穫しなくちゃいけないんですね。私も一生懸命頑張ったのですが、みなさんの手際の良さには及びませんでした。私たちが何気に使っている香水にも、このローズオイルが入っているんですよ。でも、1グラムのオイルを抽出するのに、約3000個のバラが必要なんです。収穫は手作業ですからね、なんだか香水がいとおしく思えちゃいました。
バラ祭りでは、やっぱり「バラの女王」が印象的でした。あれだけたくさんの美女がいる国で選ばれた方ですからね。横に並んでインタビューするのが、ちょっとトホホな気分でした。観光客もたくさん来ていて、普段は静かな街もこの時期はとっても賑やかになるんですよ。
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Q.ブルガリアといえば、やはりヨーグルト。本場の味はいかがでしたか? |
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おいしかったですよ!でも、日本のヨーグルトとはちょっと違うかな。最初にひと口食べると、思わず梅干を食べた時みたいな顔になっちゃうんですよ。すごく、すっぱいんです。慣れてくると、その濃厚な味がやみつきになるんですけれど。地方では、各家庭で牛を飼っているところも多いので、毎日絞りたての牛乳を使ってヨーグルトを作っていました。日本でも健康のためにヨーグルトを毎日食べている方がいると思いますが、ブルガリアの人たちのヨーグルトを食べる量といったら、はんぱじゃないんですよ!朝、生地にヨーグルトを入れたパンケーキとヨーグルトを食べて、昼にヨーグルトチーズとヨーグルトがたっぷりかかったサラダと、ヨーグルトのパイを食べて、夜はヨーグルトスープ(ニンニク、キュウリ、オリーブオイルの入った冷製スープ)にヨーグルトソースのお肉を食べて、デザートにもヨーグルトを食べる、みたいな。みなさん、よく食べて、よく飲んでいらっしゃるのに、ほとんど肥満の人は見かけませんでしたから、やっぱり体にいいのでしょうね。あと、お食事全体では、野菜やハーブもたっぷりでしたね。私もブルガリア八頭身美人にあやかりたくて、たくさん食べましたよーぉ。やっぱり足は長くはならなかったですけど…。腸内は善玉菌でいっぱいになったと思います。
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