日立　世界ふしぎ発見！ - 今週のミステリーハンター -

世界ふしぎ発見！

第832回
アナどれない大陸　オーストラリア　もぐら紀行
2003/07/05 (土)　21:00～

星野　有香

星野　有香（ほしの　ゆか）

1972年10月11日生まれ。
趣味は映画鑑賞、スノーブレード、アクアビクス。特技は古式泳法、クラリネット、ピアノ演奏。女優としてドラマ、映画で活躍中。ＣＭにも多数出演。
ホームページは、http://www.ken-on.co.jp/


今回のふしぎの舞台はオーストラリア。でも紹介するのはかわいい動物たちや、広大な大地を彩る自然の様子ではありません。それはまだまだ知られていない、この国のもう一つの顔。それはなんと"地下"に在るというのです！時には命綱や縄梯子を頼りに、オーストラリアの穴という穴をもぐりつくしたのは、ミステリーハンター初挑戦の星野有香さん。とてもハードだったという取材の様子を聞いてみましょう。

Ｑ．ミステリーハンター初挑戦でしたが、感想は？
	「ミステリーハンターっていろんな場所に行けるし、楽しそうだなーっ」と、今まではなんの疑いもなく思っていました(笑)。ですが今回、レポーターに初めて挑戦して、その大変さを実感！例えば、歩きながら何かを紹介する時に、私はカメラを意識せずに、つい自分のスピードで歩いて行っちゃうんですよ。ただでさえ人よりもペースが速いというのに。だから「ここが、～です！」とはりきってコメントしても、周りにはスタッフが誰もいなかった、なんてことも。そういった間の取り方とか、自分が目にしたことを、言葉で伝えるのは本当に難しいと思いました。地下生活を取材した砂漠地帯は、朝晩はとても寒いのに、昼間はムチャクチャ暑くて、しかも乾燥しているんです。保湿や日焼け止めクリームはかなり念入りに塗りましたが、強い日差しと乾燥で、顔が粉をふいたみたいになって、もうパリパリ！この取材で何年かぶりに、顔の皮がむけました(笑)。
	――今回はオーストラリアの"地下世界"がテーマなんですね―― 取材先がオーストラリアと聞いた時は、いかにもアウトドアな大自然を思い描いていました。「今回のテーマは地下だから」と聞いた後も、…地底人？砂漠に人が住んでるの？って、どうも具体的なイメージがつかめなくて。でも行ってみたら本当にビックリ！そこには快適で豪華な地下ライフ、立派な地下都市があったんです。私たちの想像を超えた暮らしぶりを、ぜひ番組でご覧になって下さいね！
Ｑ．洞窟を楽しむ、オーストラリアならではのスポーツは相当きつかった？
	オーストラリアで最初の撮影は、アブセーリングと呼ばれる崖下りでした。建物の４階くらいの高さから、縄梯子で穴の底に降りていくのですが、あの恐怖は、これまで経験したことがないものでしたね。遊園地のジェットコースターは平気なんですが、これはメチャクチャ怖かった(笑)！必死に身体を動かしつつ、頭の中は「何を? 今何をレポートすればいいんだろうっ!?」と混乱状態…。やっとの思いで穴の底に着いてからは、洞窟の中を潜って進む、ケービングをスタート。洞窟の中は、映像では明るく見えると思いますが、実際は真っ暗なんですよ。くねくね曲がった細い穴の中ですから、上半身は何とか滑り込ませたものの、下半身はどうしたものやらという感じで、なかなか進まなくて。「私の体は今、どんな形になってるんだろう？」と思いながら(笑)、すごい体勢で移動して行くんです。もちろん私の前にインストラクターさんがいて、その後をついて行くので迷うことはありませんでしたが。洞窟内での撮影当初は、私もスタッフも、みんな自分のことで精一杯！でも少し慣れてくると、それなりに動けるようになって、楽しくなってきました。
Ｑ．ケービングの本当の魅力は、実は潜っている最中ではなかった？
	私たちが潜ったコースは、ケービングが盛んなオーストラリアの中でも、かなり注目度の高いコースだったそうです。日本ではテレビ初公開のケービングスポットだそうですよ。潜っている時はとにかく必死でしたが、意外なことに夜になってから、ケービングの面白味が分かった気がしました。というのも、急にアドレナリンが出てきたのか？興奮してきたんですよ。「私、出来たんだ！やれば出来るんだ」って達成感もあって、やたら楽しい気分に！筋肉痛すら心地よく感じられて、すぐには寝つけませんでした(笑)。もしかしたら、そんなところに、オーストラリのみなさんがケービングにハマる秘密があるのかも？

　

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