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第821回
インド洋に浮かぶ夢の宝島 スリランカ
2003/04/19 (土) 21:00〜


松田 小百合
松田 小百合(まつだ さゆり)
Profile
ミステリーハンターオーディション2002で、持ち前の明るさを発揮し、見事栄冠に輝く。普段は長崎在住の大学生。2003年1月のスペシャルが初レポート。完全レポートは今回が1回目。 

Interview
 

今回ふしぎの舞台はインド洋に浮かぶスリランカ。宝石や紅茶の産地で有名ですが、この島には私たちの予想を越えるたくさんの魅力があるといいます。「2001年宇宙の旅」の著者、そして数々の未来を予測してきたSFの巨匠、アーサー・C・クラークはスリランカを「セレンディピティ(予期せぬ発見)に満ちた島だ」と言っています。彼がこの島に魅せられ、イギリスから移住して、もう半世紀近く。彼の生みだした数々の傑作、そして世界が注目している未来予測は、スリランカの地から発信されていたのですね。しかし、この島に魅了されたのはアーサー・C・クラークだけではありません。宝石やスパイスなどを求めてやってきた商人たち、そしてかのマルコ・ポーロもスリランカを訪れ、「ここは世界でいちばん素晴らしい場所だ!」と讃えたといいます。そして「見所がありすぎて、ひと言では説明できませんね」というミステリーハンターの松田小百合さん。どんなセレンディピティがあったのでしょうか?
 
Q.まずは、初の完全レポートの感想を
  アーサー・C・クラークも、趣味のダイビングがきっかけでこの島に魅了されたとか。美しいインド洋難しかったです。前回(800回突破!!超ミステリースペシャル:バックナンバー参照)参照)は、海外も、レポートもすべてが初めてだったので「いっちゃえ!」みたいな勢いがあったのですが…。今回は、自分のふがいなさに落ち込むことがたくさんありました。ちゃんとレポートしなくちゃ、という気持ちの反面、まだ新人だからできなくても仕方ない、みたいな部分もあって「あぁダメだ、ダメだ」「はぁ、まだまだ、だな」って、ずっとそんな感じだったんです。
台本を覚えて、きちんとカメラの前で言うことも大変ですが、やっぱり台本にないコメントがうまくできないんですよ。レポートは本当に難しいですね。どうしても、目の前にあるものをそのまま言ってしまうんです。テレビを見ている方にも映像は映っているわけですから、「そんなの見ればわかるよ」って思いますよね。自分は今どんな体験をしているかを、レポートしなくちゃいけなのに、うまくできないから、どうしても気持ちが「失敗したらどうしよう」ってマイナスになってしまうんです。前回のロケでも、レポートの難しさは痛感していたので、ときどき友だちと話しているときも、意識して自分の感じたことを言葉にしてみる、ということをやっていたのですが…。「すごい!」とか「おいしい!」という感動の言葉も、カメラの前だとぎこちなくなってしまうし。しかも、今回のロケでは、寺院など厳粛な場所でのレポートがあったので、さらに緊張してしまって。
Q.では、とても楽しそうだった宝石採りの体験はいかがでしたか?
  お茶摘み美人とロケが決まって、台本を頂いたときから、いちばん楽しみにしていたんですよ!実際にとても楽しい体験でした。宝石採り、というとノミを持って、ガンガン山を掘っていく、というイメージだったのですが、連れていって頂いた場所は、普通の林みたいな所で、驚きました。むしろ砂金採りのような感じですね。砂をザルに入れて、水でさらして原石を見つけるのです。最初の1つを見つけたときは感動しましたよ。「わぁー見つけたぁー!」って。原石は、ちょっと透きとおった石、という感じですね。でも、その後に、宝石店に行ったときには見事に変身していましたよ。透きとおった石が、もうキラキラ。今まであまり宝石には、興味がなかったんですが、やっぱりキレイ。素敵だと思いましたね。これ、記念に買っちゃいました。(お花の形をした、かわいいブルーサファイアのリングを見せてくれました)
Q.一大仏教国のスリランカ。仏陀ゆかりのものを見た感想は?
  「右の奥にある小さい方の木が、仏陀ゆかりの菩提樹です」ちょっと緊張気味の小百合さんとても貴重な体験をさせて頂いたと思っています。何千年もの間、スリランカの方たちが大切に大切に守ってきたものですから。仏陀が悟りを開いたと言われる、菩提樹の分け木の近くまで寄らせて頂きましたし、本当なら1年前くらいから予約をしないと入れない仏陀の歯が納められている部屋にも入れて頂きました。お参りに来ているたくさんのスリランカの方たちは、真剣な表情で、とてもおごそかな雰囲気なんです。私は、ほとんど知識もないし、信心深い訳でもないので、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。手を合わせながら「ごめんなさい、ごめんなさい」って心の中で繰り返していましたね。


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つづく

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