Q.ニュージーランドの自然は、どんな印象でしたか? |
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とてもバラエティーに富んでいるところが魅力だと思います。海あり、山あり、谷あり、草原あり、氷河あり、と。火山があるので、温泉なんかもたくさん出ているんですよ。文明社会が入って来たのが比較的遅かったせいか、多くの自然が残されています。天敵の哺乳類がほとんどいなかったので、キーウィのような「ちょっとおデブで飛べない鳥」が多いのも面白いですね。海岸付近でマッコウクジラが見られる(マッコウクジラは1000メートル以上の深海で棲息している)のもニュージーランドぐらいだそうです。地形がバラエティに富んでいて、ここでしか見られないものがたくさんあるんです。そして、そういう自然をニュージーランドの方たちは、とても誇りに思っていて、大切にしています。みなさん「自然を守る」という意識がすごく高いし、強いと思いますね。
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Q.その自然を利用して、いろいろな遊びがあるようですね |
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ニュージーランドの人は遊びを考えるのがとてもウマイ!本当にウマイし、大好きなようですね。番組では紹介しきれないほど、自然を利用した遊びがあるので、行かれた方はぜひ挑戦してみてください。どれも、自然を破壊することなく上手に使っているところが魅力です。ニュージーランドの自然は、もちろん見るだけでもとても美しいのですが、身体を使って自然を体感できる遊びがたくさんあるんです。
3メートルくらいの巨大なビーチボールの中に入って、スキー場の緩斜面のような所を転がっていくのがゾービング。ただ転がっていくだけなんですが、楽しいですよ。中に水が入っているので、入った人は転げながらツルツル滑っているんですよ。ですから、転びはしますけど、でんぐり返ることはなくて、首を打ったりしないようになっているんですね。子どもでも楽しめる遊びです。中には3人くらい、子どもなら4人くらい入れますから、みんな水着を着てキャーキャー言いながら楽しんでいます。噂によると日本人がこの器具を買っていったそうですから、今年の夏あたり、日本のどこかのスキー場でも遊べるかもしれませんね。この遊びはニュージーランドの方が考えたそうです。
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―スカイダイビングのような遊びもありましたね |
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実際にスカイダイビングの練習用に開発されたものなのかはちょっとわからないですけど、スカイダイビング気分を味わえる遊びです。なかなか数千メートルの上空からは飛び降りられないですからね。でも、この遊びは難しかったです。下から噴射する空気をエアースーツの中に入れて「飛ぶ」のですが、微妙なズレですぐに空気が抜けちゃうんです。一瞬ヒューっと浮くんですが、保っていられない。初心者はすぐに落ちてしまうんです。簡単じゃないだけに、やりがいはあって面白いと思います。上手い人は、浮きながらクルクル回ったり、泳いだりと、スカイダイビングのプロみたいな芸ができるのですが、そこまで到達するにはかなりの練習が必要でしょうね。 |
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