第810回
☆摩訶不思議☆ ミャンマー黄金巡礼記
2003/01/25(土)21:00〜
山辺 千恵里（やまべ ちえり）
1979年12月3日生まれ。富山県出身。ドラマ、レポーター、司会アシスタントなど幅広く活躍中。趣味はクラシックバレエ、特技はクラリネット、ピアノ、スティールドラム、スキーなど多彩。現在凝っているレコード収集は「ジャケットのデザインで決めてます！」。
ミステリーハンターは今回が初めて。
国民の９割が仏教徒のミャンマーは、世界で最も敬けんな仏教徒といわれています。そんなミャンマーの人びとが、日常のなかで最も大切にしていることが功徳（くどく）。功徳とは、善い行いをすることで、功徳を積むと、来世で幸福になると信じられています。ミャンマーで最もポピュラーな功徳のひとつが、金箔を買いそれを仏像にはって寄進すること。この国の仏像の多くが黄金なのは、そのためです。そんな仏教王国へ旅立ったのは、ミステリーハンター初挑戦の山辺千恵里さん。黄金に輝く仏教王国で、どんなふしぎと出会ったのでしょうか。
Ｑ．まずは、ミステリーハンター初挑戦のご感想を
出発前は、ミャンマーってどんなところなのかな、早く行ってみたいな、と楽しみにしていて、ほとんど不安はなかったんです。長期のロケですから、準備でばたばたしているうちに出発の日になってしまって、気がついたら飛行機に乗ってミャンマーに到着していた！という感じでした。そして、最初の撮影の、灯明祭の現場に行って、「この様子を私がレポートしなきゃ」と思ったとき、初めてすごく緊張してきたんです。私、「世界ふしぎ発見！」のミステリーハンターなんだ、と。とても光栄でうれしいのですが、しっかりやらなくちゃ！というプレッシャーがいきなりワーッときたんですね。でも、緊張感をもってお仕事をするのはいいことだ、と思って頑張りました。
私、最近、旅のすばらしさに目覚めつつあるんですよ。知らない場所へ行っていろいろなことを体験する楽しさがわかってきました。そして単に楽しいだけじゃなくて、そういう体験は普段の生活や、女優のお仕事などにも、活きてくるんですよね。ですから、今回のように、お仕事で旅を体験できることは、とてもありがたいことだと思っています。
Ｑ．ミャンマーの印象を聞かせてください
今回、私はいろいろな功徳を見たり、体験しましたが、みなさんの信心深さには感動しました。日本もいろいろな信者の方がいると思いますが「一応」っていう感じの人が多いですよね。ミャンマーは、「まさに仏教国」で、この国のすべてが、仏の教えによってまわっている、というか成り立っているんだ、と私は感じました。でも、なんていうか近寄り難いとか、ただただストイック、という雰囲気ではないんですね。みなさん明るいですし、とても自然な感じで生活しているんです。本当に仏教が根づいている、ということなんでしょうね。毎朝、托鉢に来るお坊さんたちのために、ご飯を炊いたり、お寺に寄進することは、ごくあたりまえのことのようです。仏像にはる金箔ですが、けっこう高価なんですよ！ミャンマーでよく食べるモヒンガーという、麺料理があるんですが、それがだいたい１０円くらいかな。
大きさにもよりますが、金箔はその100倍以上はするんです。私たちが、お寺や神社へお賽銭をするときは「今日は初詣だからフンパツして100円、う〜ん大フンパツで500円！」って感じじゃないですか！ミャンマーの方たちは、私たちがお賽銭をする感覚で金箔を寄進しているんですよ。正直いってすごいな、と思います。本当に、ミャンマーは黄金で輝いてます。
Ｑ．パガン遺跡はいかがでしたか？
遺跡が好きな、「世界ふしぎ発見！」のファンの方には、ぜひオススメです！アジアの仏教遺跡といえば、アンコールワットやボロブドゥールが有名ですが、ちょっとした穴場ですよ。壮大でとっても美しい遺跡です。現地で案内してくださった方も、「たくさんの日本の方に見に来ていただきたい」とおっしゃっていました。今は3000基のパゴダ（注）が残っていますが、昔はもっとたくさんあったそうです。
―気球に乗ってのレポートしていましたが
きれいでしたね！とても気持ちよかったです。パガン遺跡に行かれたら、こちらもオススメですよ！静かで、ほとんど揺れません。だから高いところにいるということを忘れて、うっとりと遺跡に見入ってしまいました。ときどき視界に、他の気球が入ると「私、今高いところにいるんだ」と思い出すんですが。実は、私高所恐怖症なんですね。でも、怖くなかったです。乗る前は少し不安でしたけど。ちょっと自信ついちゃいました。
注）高い搭状の宗教建造物。一般には仏教建築の仏塔（ストゥーパ）を指すが、日本の五重塔など広範囲に用いられる。
つづく
|
トップページへ
|
今週のミステリーハンター
|
次週の予告
|
出発前は、ミャンマーってどんなところなのかな、早く行ってみたいな、と楽しみにしていて、ほとんど不安はなかったんです。長期のロケですから、準備でばたばたしているうちに出発の日になってしまって、気がついたら飛行機に乗ってミャンマーに到着していた！という感じでした。そして、最初の撮影の、灯明祭の現場に行って、「この様子を私がレポートしなきゃ」と思ったとき、初めてすごく緊張してきたんです。私、「世界ふしぎ発見！」のミステリーハンターなんだ、と。とても光栄でうれしいのですが、しっかりやらなくちゃ！というプレッシャーがいきなりワーッときたんですね。でも、緊張感をもってお仕事をするのはいいことだ、と思って頑張りました。
今回、私はいろいろな功徳を見たり、体験しましたが、みなさんの信心深さには感動しました。日本もいろいろな信者の方がいると思いますが「一応」っていう感じの人が多いですよね。ミャンマーは、「まさに仏教国」で、この国のすべてが、仏の教えによってまわっている、というか成り立っているんだ、と私は感じました。でも、なんていうか近寄り難いとか、ただただストイック、という雰囲気ではないんですね。みなさん明るいですし、とても自然な感じで生活しているんです。本当に仏教が根づいている、ということなんでしょうね。毎朝、托鉢に来るお坊さんたちのために、ご飯を炊いたり、お寺に寄進することは、ごくあたりまえのことのようです。仏像にはる金箔ですが、けっこう高価なんですよ！ミャンマーでよく食べるモヒンガーという、麺料理があるんですが、それがだいたい１０円くらいかな。
大きさにもよりますが、金箔はその100倍以上はするんです。私たちが、お寺や神社へお賽銭をするときは「今日は初詣だからフンパツして100円、う〜ん大フンパツで500円！」って感じじゃないですか！ミャンマーの方たちは、私たちがお賽銭をする感覚で金箔を寄進しているんですよ。正直いってすごいな、と思います。本当に、ミャンマーは黄金で輝いてます。
遺跡が好きな、「世界ふしぎ発見！」のファンの方には、ぜひオススメです！アジアの仏教遺跡といえば、アンコールワットやボロブドゥールが有名ですが、ちょっとした穴場ですよ。壮大でとっても美しい遺跡です。現地で案内してくださった方も、「たくさんの日本の方に見に来ていただきたい」とおっしゃっていました。今は3000基のパゴダ（注）が残っていますが、昔はもっとたくさんあったそうです。
―気球に乗ってのレポートしていましたが