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第793回
神秘なる生命の大地
アラスカ夏物語
2002/09/07 (土)21:00


平岩 トモミ
平岩 トモミ(ひらいわ ともみ)

Profile
1974年10月15日生まれ。
趣味は「字を書くこと。字で遊ぶこと。探すこと。」
女優として舞台、映画、テレビドラマなどで活躍中。今回が6回目のミステリーハンター。


Interview
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「ふしぎのロケでは必ず動物と接しているのですよ」(バックナンバー参照)と語る今回のミステリーハンター平岩トモミさん。夏のアラスカではやがてくる冬に備えて、たくさんの野生動物が、海や大地で活発に活動しています。動物好きのトモミさん、今回はどんな動物たちと出会ったのでしょうか。
そして、必ずしも人間にとって都合のいいことばかりではない自然をも受け入れ、敬いながら、自然と寄り添い生きている人々の暮しに感銘を受けたそうです。
では早速、お話を聞いてみましょう!
Q.アラスカを初めて訪れた感想は?
  「間に合った」という思いと「もう少し早く来たかった」という思い、その両方を感じたというのが正直な気持ちです。ロケに行く前にアラスカの本を読んだりして、私なりにアラスカのイメージを膨らませて旅に臨みました。決して期待を裏切るとか、予想外という意味ではないのですが、10年前、20年前に書かれた本に出てくるよう生活の場が今は過去のものとして残っているのです。でもやっぱり間に合ってよかったという感動が大きいですね。その場所でどんな暮しをしていたか、ということをおばあちゃんやおじいちゃんたちに聞くことができましたから。そうやって話を聞くと、ふしぎなことに現在と過去がつながっていると思えるんですね。
―それでも自然のスケールの大きさはやはりアラスカならではですよね
そうです!本当にアラスカの自然は広大です。今回のロケでいちばん大変だった移動でも実感しました。アラスカは全土を巡る道路も列車もないですから移動はセスナなんですね。10回は乗ったと思います。このセスナがなかなか飛ばない!朝飛行場へ行っても「霧だよ」とあっさり言われてしまって私たちはひたすら待つ、なんていうことはしょっちゅうでした。私たちは仕事で来ていますから「今日のロケ大丈夫かな」と時間を気にしてしまいますが、現地の方は「霧が出たら飛行機が飛ばないのは当然」といった感じ。自然と共に生きているということなんでしょうね。でも、ようやく飛び立ったセスナから見た景色は感動もひとしおでした。とっても迫力ありましたよ。
これがアラスカのローカル線 「けっこう寒かったですよ」快晴の空がきれい!
Q.今回はどんな動物と出会いましたか?
  「これからクジラに会いに行きます」まずは、クジラですね。カヤックに乗っていたのでかなり間近で見ることができました。もう、本当にきれいでした。静かな海にクジラの背びれや尾がゆっくりと沈んでいく姿は、コマ送りで美しい絵を見ているようでした。カヤックも快適なんですよ。気持ちよかった!まるでリビングの座椅子に座って、360度パノラマの美しい景色が自分の回りを囲んでいるような感じ。
―でもクジラはかなり巨大な生き物、怖くなかったですか?
そのときはクジラの大きさにあまり意識がいかなかったですね。ただただ美しさに見惚れていました。でも、ポイント・ホープでクジラの骨を見たときは「ウォー、大きい!」と。やっぱりすごいですクジラの大きさは。
あとは、クマ。ちょうどスタッフの方が作業をしていて私が一人でいる時に走っているクマを見かけたんです。思わず「クマだー!」と追いかけてしまいました…。「ノー!ノー!ストップ!」とすぐに現地の方に止められましたけど。野生動物の危険性は充分教えていただいていたのですが、やっぱりかわいかったんですよクマ。でも子グマのツメを見てちょっとぎょっとしました。あのツメでガバッとこられたらひとたまりもないでしょうね。
「言いつけを破ってごめんなさい」レンジャーの方と 「これがクジラの大きさを実感した骨!」
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つづく

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