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第790回
雲南・シャングリラ冒険記!
2002/08/17 (土)21:00


松岡 芽生
松岡 芽生(まつおか めい)

Profile
1978年5月18日生まれ。オーストラリア生まれのアメリカ育ち。趣味はゴルフ、映画鑑賞、音楽鑑賞。特技はタップダンス、バック転。日本語、英語、スペイン語、フランス語などの語学力を生かし、グローバルな映画女優を目指す。


Interview
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みなさん、「シャングリラ」という言葉、聞いたことがありますよね?イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンの小説「失われた地平線」で初めて登場し、今や理想郷の代名詞ともなっているのが「シャングリラ」なのですが…なんと!中国にそのモデルとなった土地があるというのです!そこは雲南省の北西部、迪慶チベット族自治州、その名も香格里拉(シャングリラ)。今回、そのシャングリラに向かってくれたのは、初登場のミステリーハンター・松岡芽生ちゃんです。
オーストラリア生まれのアメリカ育ち。日本語、英語に加えスペイン語、フランス語をも操り、スポーツも全般OKというスーパーガールの芽生ちゃんですが…実はこのシャングリラ、山を越え谷を渡り、大変な思いをしないと辿りつけない場所にあるのです。…さすがのスーパーガールも、初登場でこのロケはキツ過ぎたのでは?…お話を聞いてみましょう。
Q.初ミステリーハンターの感想は?
  番組はアメリカ時代からずっと見てました!日本の番組のビデオをレンタルしてるお店があったから、毎週借りて家族全員で見てたんです。だからミステリーハンターも、ずっとやりたいと思ってました。それが本当に念願叶って…いまだに信じられないんですよね(笑)。
実際にやってみたミステリーハンターは、難しかったです。決められた言葉だけを話すのではなくて、その場で自分が思ったとおりに喋ったりリアクションしたり。クエスチョン一つでも、全部暗記した上で、伝わりやすいように変えて話したり…本当に難しかったです。
でもね、スタッフが、みなさん、すごーくいい人で!初めての経験ばかりで何もわからない私に、一人ずつが毎日色んなアドバイスをくれたり、元気付けてくれたり。それに支えられて2週間生き抜いたっていう感じです。本当にスタッフに恵まれました!
夢だったミステリーハンター! スタッフに恵まれて頑張れた!
Q.中国は初めてですか?
  これが中国!?全く初めてだったんですけど…今回のシャングリラは、普通観光で行く「中国」とはずいぶん違う場所なんですよね。私、北京とかに行く前にシャングリラに行ったから、この秘境が中国っていうイメージになっちゃいました(笑)。
今回はシャングリラの中心の中甸(ちゅうでん)っていう町(注:中心の町とは言え、かなりの秘境です…)が拠点で、そこから更に山奥の町に行って、何日か過ごしたんですね。そうしたら、中甸に戻った時、あまりにも都会過ぎて、もうクラクラ(笑)。めまいがしました。車が何台も走ってたり、ビルが立ってたりすると、「わー、都会だなー!」(笑)。なんだか秘境生活が身にしみてしまったみたいです(笑)。
でもね、シャングリラの景観は、ダイナミックの一言でした。すごく険しい山と山の間に雲がポコポコ浮かんでいて、その下を大河が流れて…。アメリカにいたころ、グランドキャニオンとか、カナダとか、同じように雄大な景色の場所に行ったことはあるんですけど…でも、神秘性を感じたのはシャングリラが初めてでした。なんだろう?何かがそこにある…みたいな…何か自然の力を怖れさせるようなものが、そこにはあったなーと思います。
Q.このロケ、かなり過酷だったようですが…
  高地ロケで、まず大変だったのが空気の薄さ。着いた翌日に、シャングリラ県知事さんとのお食事会で、乾杯のお酒を飲んで貧血を起こしちゃったんです。で、急遽酸素ボンベを用意してもらって…それ以来、何かあるたびに酸素のお世話になってました。この写真は松茸狩りで標高3700mの山に行ったとき。撮影の間は緊張しているからか、平気なんですけど、終わったとたんに頭痛がしてきて…夜は毎日のように寝込んでました。
それから崖崩れも…。中甸から他の町に向かう途中、何ヵ所も崖崩れがあったんです。撤去作業を待つのに8時間かかった場所もありました。その後も、何時間もドライブして、やっと辿りつくと思ったら…もうそこに町が見えてるのに、また崖崩れがあって。夜12時近かったんですけど、車を置いて、懐中電灯と必要な荷物だけ持って、真っ暗闇の山道を下りました。こんなトラブルが当たり前のように毎日あって、しかも日に日にレベルアップしていくのに…馴れてくるんですよねー(笑)。「あ、また崖崩れね」って普通に…。そんな自分が怖かったです(笑)。
でもね、みなさん「今回はすごく過酷だ」っておっしゃるんですけど(注:放送開始以来、番組に携わり17年目のディレクターが「これまでで1、2を争う大変なロケだった」と言っております)、自分の中ではそれほどではなかったです。どんなときも笑いの絶えない明るいスタッフに囲まれていたし、毎日いろんな人と出会って貴重な経験をして…良いことの方が多かったからそう思えるのかもしれないですね。
空気が薄くて… 崖崩れもいっぱい!
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つづく

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