伊藤智義
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伊藤 智義(いとう ともよし、1962年4月24日 - )は、日本の計算機学者。千葉大学工学部電気電子工学科教授。
1989年、東京大学の杉本大一郎のもとで、開発された天文学の多体問題専用計算機、初期のGRAPEのハードウェアの開発を担当した。
人物[編集]
- 東京に生まれ、都立武蔵高校から東京大学に入学した。
- 大学2年の時、ヤングジャンプ「青年漫画大賞原作部門」で準入選し、1986年『栄光なき天才たち』の第1 - 4巻、6、8、14巻の原作を行った。
- 杉本大一郎の研究室でGRAPEのハードウェアの開発を行い1989年から1991年の間のGRAPE-1からGRAPE-2Aのメイン開発者となった。
- 1992年から群馬大学助手、1994年から助教授、1999年から千葉大学にうつり、2007年より千葉大学人工システム科学専攻教授を務める。
- 1994年 東京大学博士(学術)。論文は「A Special-purpose Computer for Many-Body Systems: GRAPE-2A(多体問題専用計算機GRAPE-2A)」。
- 2016年にて「永遠の一手 -2030年、コンピューター将棋に挑む-」(週刊少年チャンピオン)の原作を行った。
著作・受賞[編集]
- 昭和59年-集英社ヤングジャンプ「第11回青年漫画大賞原作部門」佳作受賞
- 昭和60年-「第13回青年漫画大賞原作部門」準入選受賞
- 昭和61年-ヤングジャンプ誌上にて「栄光なき天才たち」執筆(~平成3年)
- 平成8年-集英社ビジネスジャンプ誌上にて「BRAINS -コンピュータに賭けた男たち-」執筆
- 2007年-GRAPEの開発の経緯を綴った『スーパーコンピュータを20万円で創る』(集英社新書)出版
- 2016年-週刊少年チャンピオン誌上にて「永遠の一手 -2030年、コンピューター将棋に挑む-」執筆(漫画:松島幸太朗)