朴槿恵起訴 朴被告側が全面的に否認 事実上の初公判、本人は出廷せず ロッテ会長も否認

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の大企業から計約592億ウォン(約58億円)の賄賂を受け取ったとして、収賄などの罪に問われた前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告(65)の事実上の初公判に当たる公判準備手続きが2日、ソウル中央地裁で開かれた。朴被告本人は出廷せず、弁護人は起訴内容を全面的に否認する意向を示した。

 準備手続きに被告本人が出席する義務はない。起訴内容は18件に及び、裁判資料も約12万ページと膨大になるため、弁護側は詳細な認否については、今後明らかにしていくと述べた。地裁は、朴被告が出廷する正式な初公判を23日に開くことを決めた。

 朴被告と共謀関係に問われた友人の崔順実(チェ・スンシル)被告と贈賄側として在宅起訴された韓国ロッテグループの重光昭夫(韓国名・辛東彬(シン・ドンピン))会長の公判準備手続きも同時に進められ、ともに弁護人が否認する立場を示した。

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