稀勢の里、夏場所出場!師匠・田子ノ浦親方が明言「今朝決めた」

 大相撲の横綱稀勢の里(30)が、夏場所(14日初日、両国国技館)に出場することが決まった。師匠の田子ノ浦親方(40)=元幕内隆の鶴=が11日、明らかにした。前日10日まで5日連続の出稽古で関取を相手に相撲を取り、急ピッチで仕上げた。3連覇がかかる夏場所前後の神事も滞りなく行われそうで、「相撲の神様」もほほえんでくれる。12日の取組編成会議で初日、2日目の対戦相手が決まる。

 やれることは、やった。そんな心境だからだろう。稀勢の里はこの日、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋での朝稽古に姿を見せなかった。

 田子ノ浦親方は「(夏場所に)出場する。休場はしない。本人と話し、今朝決めた。出るからには横綱らしい相撲を取ってもらいたい」と明かした。この日は、前日までの出稽古により「疲れがたまっていたので休ませた」という。

 新横綱場所だった3月の春場所13日目に左上腕部、左大胸筋を負傷しながら、千秋楽に劇的な逆転で賜杯を抱いた。4月の春巡業は全休。今月6日から関取衆と相撲を取り始め、5日間連続で5部屋へ足を運び9人の関取を相手に76番。68勝8敗で仕上げ、本人も10日に報道陣を前に事実上の出場宣言をしていた。

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