3月21日の舞台出演中に転倒し、右大腿(だいたい)骨頚部(けいぶ)骨折のけがを負った歌手、研ナオコ(63)が8日、大阪市北区のフェスティバルホールで行われた「小椋佳 トリビュート・コンサート」でステージ復帰した。
ステージ中央に歩み出ると、シンガー・ソングライター、小椋佳(73)提供の「泣かせて」を熱唱。「浅田真央です。引退しました」と大ボケ一発。客席の温かい拍手を浴び、「この日に合わせるかのように自分の体が戻ってきた気がする」と快気報告した。
「(楽屋に)私をこんなふうにした犯人がいます。毒ばっかり吐いて、ちょっと変態ですが」と続けると、骨折時に共演していた俳優、梅沢富美男(66)が「連休終わった初日に満員。研ナオコ様が骨折してくれたおかげ」と乱入した。
4月25日に退院し、同28日に会見。スピード復帰を果たした研は「シクラメンのかほり」をしっとりと歌い上げてステージを去り際も、「夢芝居」などを歌うため再登場した梅沢に「足引っかけないでね」とチクリ。自らの復帰を笑いでまとめた。
9日に同所、17、18日に東京・渋谷のNHKホールで行われる同コンサートにも出演する。