横浜患者殺害 4階患者の血液採取開始 点滴中毒死事件で検査

 横浜市神奈川区の「大口病院」で点滴を受けた男性入院患者2人が中毒死した連続殺人事件で、神奈川署特別捜査本部が大口病院(横浜市神奈川区)の4階に入院している患者から血液の採取を始めたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。同じ階のナースステーションに残された未使用点滴約50袋のうち、約10袋に界面活性剤混入の形跡があり、検査して影響の有無を確認する。

 捜査関係者によると、この約10袋のゴム栓のシールに針で刺したような穴が見つかった。いずれも4階に入院し、中毒死した八巻信雄さん(88)、西川惣蔵さん(88)以外の患者の点滴袋もあり、特捜本部は何者かが無差別に注射器で混入した疑いがあるとみて、点滴の内容物の鑑定も進める。

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