【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】各誌合併号はどれも情けない…『週刊新潮』は、まぁ頑張っている
各誌ゴールデンウイーク合併号が出揃(そろ)ったが、中身はヒマダネ中心。朝鮮半島情勢への危機感など、全く感じられないところが情けない。
中では『週刊新潮』(5月4・11日ゴールデンウイーク特大号)が、あれこれネタも揃(そろ)えて、まぁ頑張っている。
トップは当然、中川政務官問題第2弾、「重婚ストーカー『中川俊直』に使途不明の『政治資金』」。
書き出しから皮肉が効いている。
〈使い古された「ゲス不倫」という語でくくるムキもあるが、さすがに俊直氏に失礼ではないか(中略)むろん、中川氏は十分ゲスだが、重婚ストーカーという他を圧する事跡は、到底、そんな語で語りきれるものではない〉
支部長だった自民党広島県第4選挙区支部と、中川俊直後援会の政治資金報告書をチェックすると、いろいろ怪しげな記載が少なくないと指摘。
で、結論は、
〈重婚ストーカーに不倫の連鎖。そのうえカネの管理もできない男が、代議士でい続けていいはずがない〉