(セ・リーグ、阪神3-2中日、6回戦、3勝3敗、30日、甲子園)4月最後の聖地での一戦は阪神が競り勝った。2-2の八回、7番・北條史也内野手(22)が右前に決勝適時打を放った。八回に3番手で登板した桑原が好救援で2勝目。首位・広島がDeNAに敗れたため、ゲーム差は再び1となった。
甲子園のボルテージが最高潮に達した。八回、先頭の上本の四球をきっかけに二死満塁とすると、北條が中日・祖父江の147キロの速球を逆方向へはじき返した。三回以降は両軍無得点だったが、北條が2試合連続適時打。チームはこのカード勝ち越した。
試合は先発・能見が一回に2点を失うも、その後は立ち直り、6回5安打2失点。打線は三回、4番・福留が中前に2点打を放ち、同点に追いついた。1点を勝ち越した後の九回は守護神ドリスではなく左腕・高橋が登板。3者凡退で締めた。
「めっちゃうれしいです。投手の方も頑張ってたので、チャンスで追い込まれたが必死に食らいつこうと思って打ちました」
「よく頑張ってくれた。足りないところを反省して新たな気持ちで5月も勝ち越したい」
「中盤から投球テンポを意識的に上げて試合のリズムをつくることを心掛けた。粘り強く投げることができた」
「何とか走者をかえそうとコンパクトに出した」
「基本的なプレーがきちんとできなかった」
「中継ぎ陣の調子がいいので引っ張られて結果を残している。今はいいけど、もっと状態を上げたい」