平時では中々人を判断するのは難しいが
100年に一度、1000年に一度の事態になればその人間がなにをしたかで伝わってくる部分も多い。
また、機能していない部分にも判断がつきやすいし、どんな産業が国力になっているかもわかる。
ただこの出来事をただ過ぎていくのをみているよりもデュー・デリジェンスを実施して相手をコントロール出来るかそんな部分が経済の裏には隠れ見えているようだ。
「金が敵の世の中」とはいかにこれから先"Money talks"(金が物を言う)かを意味している。
「金に糸目を付けぬ」とは簡単に言えない日本の経済状況ではいかにして乗り切るかではなく、いかにして引き際がいつなのか探っているように見える。
最近なにかと財源に関して足並みの揃わない憶測が流れているが下記の数字を見れば何をどうすべきなのか参考になる。
金融資産世代別分布状況
30〜39歳 86兆円
40〜49歳 172兆円
50〜59歳 330兆円
60〜69歳 494兆円
70歳以上 452兆円
個人金融資産1,500兆円の世代別分布状況
「日経ヴェリタス」(2008年6月15日発行)
世代 資産 人口 一人当たり資産
29歳以下 10兆円 3918万人 25.5万円
30〜39歳 86兆円 1892万人 454.6万円
40〜49歳 172兆円 1568万人 1096.9万円
--ここから下の世代だけで1500兆のうち1200兆を所持--
50〜59歳 330兆円 1924万人 1715.2万円
60〜69歳 494兆円 1577万人 3132.5万円
70歳以上 452兆円 1897万人 2382.7万円
日本銀行は9月18日、資金循環統計(速報値)を発表した。それによると
2007年6月末現在における個人(家計部門)の金融資産残高は1555兆3989億円
となり、昨年同期の1511兆6796億円より2.89%増えたことが明らかになった。
またこの額はこれまでの最高額を示している。
●現金、預金……778兆4076億円(+0.6%)
●株式以外の証券……120兆4062億円(+24.8%)
(国債、財融債……33兆5539億円
投資信託……77兆6140億円など)
●株式、出資金……189兆9865億円(+6.3%)
(株式……109兆7343億円)
●保険、年金準備金……403兆1713億円(+2.4%)
(保険準備金……227兆4209億円
年金準備金……175兆7504億円)
●対外証券投資……8兆9104億円(+5.6%)
(カッコ内は前年同期比)
個人金融資産1,500兆円の世代別分布状況
「日経ヴェリタス」(2008年6月15日発行)
上記の数字をから見て果たして消費税は的確な財源と言えるだろうか、
そもそも消費税は半可通な考え、浅はかな人間は簡単に平等な税と騙されるが実に不平等な財源が消費税だ。なぜなら年収1000万円と年収600万円で考えても負担しなければいけない割合には大きな開きがある。
どう考えても現在ギリギリな生活に置かれている人はみんな即死状態だ。
今、これから何かとモラトリアムなどと考えている人はみんな生き残ってはいけないだろう。
今の総理が首相就任の際に背水の陣内閣です。
と言っていたが誰か言葉の意味を教えたほうがいい。
客観的に見て薄志弱行の総理だろうと思う。
それとももう「馬鹿に付ける薬」はどこにも残っていないのだろうか。
残念だがそのように思えてならない。
それとは別に円転滑脱に生きていくことを考えたほうが賢い考え方だ。
ITインフラならそれが可能だろう。
グローバルビジネスを壮大に考えるとき「八紘一宇」な考えや「忘形の交わり」が必要。
当然ITとはいえ必ずしも広大無辺ではなく有限であるし世の中は無常迅速なのだから率先躬行
し尚且つ率先垂範していく形は大きな方向性にも繋がる。それがリーダーなのだと思う。
そして時には風雲に乗じ今風雲急を告げるようなこともこれから起きる場合もある。そしてそれは実行の段階に入っている。
徹頭徹尾にやり遂げる予定だ。