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10年勝ち続ける最強チームの作り方

10年勝ち続ける最強チームの作り方

著者:ケビン・プリチャード, ジョン・エリオット博士

自閉症の少年が起こした奇跡の実話。 この物語の主人公は、ニューヨークの郊外にある高校のバスケットボール部のマネージャー。「J-マック」という愛称で親しまれている、自閉症の若者だ。彼は、汗まみれのタオルを運んだり、水を取ってきたりするだけで嬉しくてたまらないほど、バスケットボールを愛していた。試合に出ることはなかったが、毎日毎日、とびきりの笑顔で、せかせかと選手たちの世話役をしていた。 監督は、試合が自閉症の子どもにとって、集中力を向上させる良い機会になることに気がついていた。そこで、J-マックをベンチ入りさせることにした。するとたちまちチームの団結力が高まった。先発メンバーは、良いプレーをしてはJ-マックに捧げた。 監督はその頃からある計画をじっくりと考えていた。「もしほんの少しだけJ-マックを試合に出したら、素晴らしいことが起きるのではないだろうか」と。 2006年2月15日、監督は決断を下した。J-マックを試合に出すことにしたのだ。しかも消化試合ではなく、ライバル高校との地区優勝をかけた戦いだ!残り時間が4分を切った時、J-マックはコートに出た。チームメイトは素早くボールを回し、「シュートしろ!」と叫んだ。J-マックのシュートは、バックボードにもリングにも当たらず外れる、エアボールになった。はっきり言って、エアボール中のエアボールだった。 すぐ次のプレーでは、チームメイトはコートの端から端までボールをつないで、再びJ-マックへパスした。今度は片手でボールを持ち上げるようにして放つレイアップシュートだ。J-マックはこれも外した。それでも彼は屈しなかった。すると最高の結末が待っていた。 J-マックの3度目のシュートはスリーポイントを狙うことになった。 ”シュッ!” ボールはリングのど真ん中を見事に通り抜けた。体育館に拍手と歓声が沸き起こった。次にボールを持つと、J-マックはまたスリーポイントを決めた。さらにもう1回。2回。3回。彼に火がついた。もう誰にも止められなかった。立て続けに”6回”もの3ポイントシュートと2回のフリースローを決めた。彼は試合終了までコートに留まり、20得点を稼ぎ出した。”おまけに”試合終了のブザーと同時に、もう一度ゴールネットを揺らした。 観客の興奮は凄まじく、熱狂的という言葉ではとても表せないほどだった。J-マックは汗だくの笑顔でチームメイトと喜びあった…。それを見ていた母親は、息子の初めての”成功”の瞬間に、嬉しさの涙をこらえられなかった。 これがまさに ”10年勝ち続けることができる最強チーム”です。 これは、元NBA(アメリカのプロバスケットボールリーグ)スタープレーヤーと、大学教授の2人が協力し、徹底的に「常に高いパフォーマンスを出し続けているチーム」を研究したことで明らかになった、『ある1つの共通点』を教えてくれるものです。 スポーツの世界では、この共通点がチームを強くするというのはすでに明らかになっており、様々な組織がこの共通点を取り入れようとしています。この本に何度となく出てくる実話の成功ストーリー(どれも感動の涙無しでは読めません…)の1つ1つを見ても、それは明らかです。 上のストーリーも、当時全く勝てなかった高校に『ある1つの共通点』を取り入れたことで、常に高いパフォーマンスを出し続けるチームに変わった一例です。 しかし、ビジネスの世界では、まだまだこの共通点は認知されていません。それどころか、本屋に行けば、目につくもののほとんどが、スティーブ・ジョブズやディズニー、稲盛和夫、松下幸之助といったカリスマ経営者たちのリーダーシップについて書かれた本ばかりが並んでいます。 きっとあなたも気づいているように、こういったリーダーシップを発揮して、常に結果を出し続けることができるチームを作るためには、ある重要な要素が必要なんです。つまり、あなた自身にカリスマ性が必要だということです。 これは才能のようなもので、急に身につけることは出来ません。今日から急にスティーブ・ジョブズになれと言われてもなれませんし、ウォルト・ディズニーになることも、稲盛和夫になることも出来ません。事実、彼らのリーダーシップを真似して成功したという人の本がほとんど無いのは、そういうわけです。 でも、、、 この『たった1つの共通点』を あなたの組織に取り入れることが出来れば… ●たとえ、スーパースターであるあなたがいなくても、社員が、十分すぎる成果を出せるようになるので、あなたはもう業務や雑務に追われることなく、最も重要な社長の仕事に集中できるようになるでしょう。1週間ほど休暇をとって、海外に行くことも出来ます。 ●組織のメンバーの士気が圧倒的に高まります。今までトップダウンで指図されて、受動的に仕事をしていた社員が自発的に行動するようになるので、仕事の質・効率が飛躍的に向上します。そういった雰囲気が会社全体に満ち溢れてくると、優秀な人材が集まってくるよになり、採用の問題も解決されることでしょう。 ●社員が自発的に働く雰囲気は、お客にも伝わるようになります。嫌々対応されて喜ぶ人はいません。自発的に自分で考えて働く社員は、お客の細かい要望に気がつくことができ、そういうサービスを受けたお客は、一生あなたの会社のお客になることでしょう。 では、どうすればあなたの組織(チーム)に この共通点を取り入れることが出来るのか? この1つの共通点が、あなたの組織を大きく変え、あなたのビジネスを大きく変えることになるでしょう。 取り入れるのは、難しいことではありません。あなたがするべきことは、それぞれの章の最後にある実践ワークシートの質問に答えていくだけです。 この本が届いたら、早速ペンを片手に読み始めてください。そして、実践ワークシートの質問に答え、実際に書き込んでいってください。最後の章が終わる頃には、あなたは「どうすれば、常に高いパフォーマンスを出し続けることが出来るチームを作ることが出来るか」ということがわかっていることでしょう。

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2017.10.17

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