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国産旅客機YS11を設計 近藤次郎さん死去
3月31日 20時24分

戦後初の国産旅客機「YS11」の基本設計や、大気汚染の予測など環境問題にも取り組み、文化勲章を受章した東京大学名誉教授の近藤次郎さんが、29日、肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。98歳でした。
近藤さんは滋賀県の出身で、昭和20年に東京大学工学部航空学科を卒業後、教授や工学部長を務めました。
さまざまな現象を数学的なモデルを使って分析する数理解析が専門で、昭和30年代に戦後初の国産旅客機「YS11」型機の基本設計に当たったほか、環境問題にもいち早く関心を寄せて、大気汚染のメカニズムの解明などを進めました。
また、東京大学を退官したあとは、国立公害研究所の所長や、日本学術会議の会長、それに、中央環境審議会の会長などを歴任しました。
こうした功績が評価され、近藤さんは平成14年に文化勲章を受章しています。
家族によりますと、近藤さんは29日に肺炎のため東京都内の病院で亡くなったということです。

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