旧石器時代総論
前期旧石器遺跡捏造の検証
疑問の化石人骨
葛生人骨
三ヶ日人骨
牛川人骨?
明石人骨
聖嶽人骨
   

旧石器時代総論

旧石器時代とは、人類が旧石器を作り始めた約250万年前から、新石器を作り始めた約1万年前までのことです。ただし、人類が誕生した約600万年前から250万年前の期間も含めることがあります。一般的に、旧石器時代は、旧大陸の旧石器文化に基づく考古学区分により、前期(下部)、中期(中部)、後期(上部)の三期に分けられています。日本列島では、現在のところ、確かな旧石器文化は約4〜3万年前頃の後期段階しか確認されておりません。 日本列島の旧石器遺跡は、ほぼ全てが酸性土壌の火山灰(ローム)層に包含されていることから、人骨や動物骨の発見が あまり期待できません。したがって、日本の旧石器時代研究は石器が中心になっています。

後期旧石器
掻器 彫器
フランス・ロージュリオート
東京大学総合研究博物館蔵
中期旧石器
ハンドアックス 尖頭器
掻器  石核 
10万年前〜4万年前
ヨーロッパ、西アジア
国立歴史民俗博物館蔵 東京大学総合研究博物館蔵

前期旧石器
礫器からハンドアックスへ
剥片石器
150万年前〜15万年前
アフリカ、フランス
国立歴史民俗博物館蔵 東京大学総合研究博物館蔵
     
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