美少女ゲームライブラリ Galge.com - ギャルゲ・ドットコム -

「Galge.comモバイル」始めました!!

キーワード検索

キーワード入力: カテゴリ:

〜新しい一歩を踏み出します! キャリエール編〜
ういっす! 今回のブランド訪問は、夏発売の新作『初恋撫子(こいおとめ)』を製作中のキャリエール(Carriere)にお邪魔してきたYO!

キャリエールさんが贈る初の学園物ということや、『らぶデス』などの3Dキャラクターで有名な”MA@YA”さんが描く2Dの美少女にも注目の作品ですよね。

うむ、ちょうどインタビューに伺った日はPS2版『桜華』の作業が終わったところで、ほとんどのスタッフは轟沈していたんだケド、代表の古見氏にお話を聞いてきたのだ。

それではいってみましょう!

お話を訊いたスタッフ
キャリエール代表:古見氏
―― ブランドを作ったきっかけを教えてください

古見氏(以下、古):自身が美少女ゲームユーザーだったこともあり、自分達で作ってみようと思ってスタッフを集めたことがあったんです。結局ゲームを作ることは出来なかったんですが、そのときに出会ったのが、”梺乃命”や”そら”、”ここのか”でした。そのとき、”ここのか”の絵を見ていて「これはいけるんじゃないか」っていう直感があったんです。それであらためてブランドとして立ち上げました。
 ただ、その時点ではゲーム製作のゲの字も知らなかったんですよ。プログラムの組み方から流通、広告、メディアといったもの全てが良くわかってなかった(笑)。そこで、たまたまチャット友達だったゲーマーズライフの元編集長S氏に相談して、メーカーや流通を紹介してもらったりしました。
 結局、なんだかんだで立ち上げまで1年近くかかりました。その間、平日は普通に仕事、週末は事務所でスタッフと打ち合わせという生活を続けていました。そのころは資金的に苦労したんですが、勤めていたゲームセンターの仲の良い常連さんに出資してもらったこともありました。感謝してます。
※ 美少女ゲーム専門の週刊メールマガジンを発行する非営利目的の任意団体

―― ブランドの名前の由来を教えてください

古:フランス語で”生涯の職業”って意味の「Carrie're」からとっています。英語で言うと「Career」ですね。キャリエールでの仕事や過ごした時間が、将来の糧となるような会社にしたいと思って名付けました。かっこよすぎで期待はずれですかね(笑)。実際、辞めたスタッフとも仕事等でお付き合いさせて頂いているので、少しは実践できているのかなぁと思っています。

―― ゲームを作るうえで気をつけているところは?

古:当然、「自分が何をやりたいか」というのはありますが、同人ではないので、その前に発売日などの決めた約束を守ることと、商業としてのクオリティといったものは守りたいです。そういった最低限の部分をクリアした上で、ユーザーさんの意見を取り入れていきたいと思っています。
 例えば、売れる本数を、1万本からいきなり3万、4万本にするのではなく、1万2千本にするための目標をユーザーさんの意見を聞くことで補って達成していく。ひとつひとつクリアしていって、最後に結果になるような形の仕事がしたいと思っています。
 大体、いきなりドーンと売れちゃうと、環境の変化が激しすぎるんですよ。次回作はそれ以上売らなきゃならないってプレッシャーもすごいですしね(笑)。


キャリエール作品
『MARIONETTE〜糸使い〜』 
発売:2003/03/28
『MARIONETTE〜糸使い〜 DVD Edition』 
発売:2004/04/25
主人公が拾った紫色に輝く石。それは紫の糸となって彼に寄生、人の精神を自在に操る力を与えるのだが・・・。萌えエロ陵辱アドベンチャー
―― 発売日を守るスケジュールの組みかたのコツは?

古:まず、開発が決まった段階で大体の発売日を決めて、その時点でマスターアップ日などのスケジュールを決めてしまい、それから開発に入ります。当然、人間のやることなので遅れるんですが、開発半ばくらいの全体ミーティングでもう一回調整をします。
 当然、クリエーターさんは時間があるほどいいし、逆に会社側は最初の発売日に出したいですよね。そこでお互いに話し合ってスケジュールを調整した上で、初めて公にリリースを出すんです。
 延期するのは小売店にも迷惑ですけど、最終的にはユーザーさんの迷惑ですよね。せっかくお金を用意して待っていたのに、この思いをどこに向けたらいいのか!? って思うじゃないですか。少なくとも僕はそう思いますし(笑)。
 もちろん延期することでクオリティアップの期待が高まる部分もあるとは思うんですが、作り手側からすると、期待が高まったのか、それとも気持ちが離れてしまったのかは判りにくいんです。だから発売日を守って、その時点でのクオリティを確実に出すことが、次につながると思っています。



―― 企画はどのように立てているのですか?

古:『心輝桜』や『桜華 -おうか-』の原案は、シナリオの”そら”が出してきた企画です。そういった企画を元に、1ヶ月以上社内でごちゃ混ぜにして最終的な形を作っていきます。ただ、『MARIONETTE〜糸使い〜』だけはちょっと違い、元はMC系サイトで話題になっていたWeb小説なんです。読んでおもしろいと思ったことと、原作者の”t-kun”が知り合いだったこともあってゲーム化のお願いをしました。
※マインドコントロール=催眠術などで心を操るシチュエーションのこと

―― その『MARIONETTE〜糸使い〜』について教えてください

古:当時、システムが重くて話題になったのは申し訳ないです。あれは発売(2003年)当時、V-RAM 16MBという要求スペックを満たしたPCがほとんど存在しなかったのが原因でした。つい最近出た『MARIONETTE -糸使い- DVD Edition』でも要求スペックはほとんど変わっていないんですが、快適に動きます。・・・って出す時期を間違えたかなぁ(笑)。
 『MARIONETTE』は、しおり機能などシステム周りでも色々チャレンジした作品なんですが、結局そのせいで沢山のパッチを出すことになってしまいました。その後、システムの安定に力を入れるようになったんですけど、ある意味トラウマになっています(笑)。
 そんなこんなで色々ときつかった作品ですが、良い評価を頂けたのでやってよかったなぁと思っています。その後発売したDVD版もいまだに売れ続けていますし、息の長い作品になったのはありがたいですね。


―― 独特の世界観・展開が支持を受けました

古:『MARIONETTE』は色々な展開が出来る作品だと思っています。続編でなくてもいいので、同じ世界観を使った作品ができないか、ということは”t-kun”にずっと言っているんですよ。けれども残念なことに、彼は既に筆を置いた普通のサラリーマンなので、時間が取れないんです。『キャリばん』のショートシナリオは、無理やりお願いしちゃったんですけど・・・。
 それから、激しいバトルあり、クールな部分もありっていう展開は、当時、某週間漫画雑誌で連載されていた漫画のノリを参考にしたんだそうです。まぁ、内容については俺の趣味だと言ってましたけど(笑)。


社内を激写!その1
ちょうどプレイステーション2版『桜華』の作業終了後ということで社内には人が少なかった。
―― 内容というと、アナル関係ですか? (笑)

古:ええ、『MARIONETTE』はアナルセックスに尽きます。開発スタッフからは、「一生分のアナルゲームをやり尽くした、もうやりたくない」って意見が出ましたからね(笑)。

―― シナリオが丸ごとテキストファイルとしてCD-ROMに入っているのも斬新ですね

古:「読んで面白い」からゲーム化した、という経緯があるので入れたんです。当初、Web小説の公開をやめる話もあったんですが、逆に読んでもらうことでゲームに期待してくれる部分もあると思い、あえてそのままにしました。


―― 音楽やムービーも印象深い作品です

古:音楽担当の石川さんには、発注する時、先にシナリオを読んで下さるようお願いしました。普通、先にシナリオが完成していることは無いので、作りやすかったと言われましたね。とてもいい楽曲を仕上げて頂きました。
 また、歌は石川さんにお任せなんですが、基本的にライブハウスやスタジオの生音で録ってもらっています。実は私も歌い手さんに会ったこと無いんですよ(笑)。おかげさまでサントラは増産するくらい売れています。
 ムービーはうちのスタッフ”梺乃命”が作っています。もともと『心輝桜』の音楽を担当していたんですが、いつのまにか背景も製作も絵コンテもやってます(笑)。『エンジェルメイド』以外は大体、”梺乃”が作っているんですが、作るのが速くて大体1〜2週間で完成させてきます。


―― 続編の構想はどうなんでしょうか

古:今でも続編を望む声が強い作品ですし、『MARIONETTE2』をいつかやりたいと思っています。皆さんの応援次第で、”t-kun”に頑張ってプッシュするんで応援よろしく、ということで(笑)。あと、今のキャリエールのブランドイメージである、”優しい感じ”という部分の対極にある作品ですから、ブランドを変えるべきどうか考えることはありますね。

キャリエール作品
『エンジェルメイド』 発売:2004/3/19
目覚めたら記憶喪失になっていた主人公。彼に仕えるメイド達と交流しながら日常生活を送っていくのだが、果たして記憶を取り戻せるのだろうか。

『キャリばん 〜キャリエールファンディスク〜』 発売:2004/08/27
『心輝桜』『MARIONETTE -糸使い-』『エンジェルメイド』の番外ミニシナリオの他、スタッフが身体を張った企画「突撃、隣のキャリばん」等を収録
―― エンジェルメイドについて教えてください

古:社内的に色々あった時期に制作期間が重なっているんです。そんな中、自分達が一番作りたいものを考えたとき出てきたのがメイドさんモノでした。
 また、原画の”ここのか”に、原画に対してのこだわりが出てきた時期でもあるんです。そのため原画作業に時間がかかるようになりスケジュールが厳しい部分がありました。そこで、雰囲気にマッチした作家さんである”天夢”さんにサブ原画をお願いしました。


―― ユーザーさんの反応はどうでしたか

古:『エンジェルメイド』はかなり盛り上がった所もある作品だと思いますが、正直な所を言えば、社内的には色々考えさせる結果でした。作品中には、自分達の中で思い浮かぶメイドさんや、面白いんじゃないかと思ったメイドさんが沢山登場するようにしたんです。けれども実際には、絵という意味での盛り上がりはあったものの、作品的な部分での盛り上がりに少し欠けていた部分があったかなと思っています。

―― たくさん入れすぎてしまったということですか?

古:ユーザーさんの嗜好が、「自分がこれが好きだから」、「この人が好きだから」買うという、消費者としての傾向が顕著になってきたということだと思います。ですから、色々なキャラクターを満遍なく入れれば良いということではなく、一部に絞ってカラーをキチンと出さないといけないと思いました。『エンジェルメイド』ではメイドさんという物を一緒くたにしすぎた部分があったと考えさせられました。

―― 初のファンディスク『キャリばん』について聞きます

古:単なるミニショートが入っただけのファンディスクではなく、スタッフが体を張って面白いことをして、「お前等馬鹿じゃねーの!」って思われるくらいの物を作ろうと思ったのがきっかけです。だいたい、大手メーカーさんでもないのにファンディスクに歌なんてつけないじゃないですか(笑)。
 タイトルはキャリエールファンディスク「キャリふぁん」じゃインパクトに欠けるということで、某宇宙刑事の曲を聞いた勢いで「キャリばん」にしようってことになったんです。で、あとから理由聞かれたら困るねって話から「キャリエール番外ディスク」ということになりました。


―― テーマ曲『練馬戦隊キャリばん』の歌詞は衝撃的でした

古:曲を作っていただいた金子剛さんはスタッフの知り合いで、ダメ元でお願いしたら引き受けてもらえたんです。どんなのがいいかと聞かれたときに、戦隊モノで熱くて、業界を暴露する歌をお願いしました。で、あがってきたのがアレと(笑)。最初に聞いたときスタッフから「これはあまりにも痛すぎるんじゃない? クレームこない?」っていう意見がでました(笑)。結局、面白いのでOK出したんですが、どうせやるならムービーもこの方向で作って、OPは熱く、EDは痛くバラードにしようということになりました。
 ※Dreamcast『セガガガ』の楽曲の他、著名アーティスの楽曲やCM音楽などを担当しているミュージシャン

社内を激写!その2
扉には前々回訪問した「すたじおみりす」社内にもあった挫折禁止マークが・・・。
―― 反応はどうでしたか?

古:『キャリばん』はコミケ先行発売だったんですが、ムービーを流すと予想通りみんな足を止めて聞くんですよ(笑)。他のメーカーの方にも「こういうのいいけど、うちじゃ作れないんだよねぇ。痛いけど面白い」なんて言われたり、通りすがりの人に「この曲あります?」って聞かれてその場で買ってもらったりしました。ゲームのOPテーマとしておまけ的に入っているんですよーって説明したら、それでもいいって(笑)。その後もOP曲をカラオケにリクする運動なんかもあったりしたんで、やってよかったなぁと思っています。

―― 事務所が練馬から浦和に引っ越しましたが、今度は浦和戦隊『キャリばん』になるんですか?

古:アレはあくまでも一発ネタです(笑)。でも、浦和戦隊でも浦和刑事でもいいんですが、またちょっと違ったことをやって楽しみたいとは思っています。もしまたやるとしたら、「突撃! 隣のキャリばん」のような、体を張るネタを見せたいですね。
 基本的に、とことん楽しいことをやって、それを見て喜んで欲しいんです。他のメーカーさんで何かやりたい、ってのがあったら誘ってくれれば行って身体張りますよ(笑)。


―― ミニショートにヒロインが幼女化するシチュエーションが多くないですか?

古:それはスタッフがロリ…というより、可愛い”おとこにょこ”や、”おにゃのこ”が好きだからです(笑)。僕個人としては最近、癒されたいので、人妻や未亡人系もいいかなぁ…って心がゆれてますけど、”ここのか”にお姉さんと可愛い女の子、どっちを書きたい? って聞くと、必ず”おにゃのこ”がいいって返事しますよ(笑)。
 それから、大人キャラがデフォルメされた幼女キャラになる面白さを狙った部分もあります。20歳前後のキャラクターならそんなに違和感ないんですけど、成熟した女性がそうなるとすごいギャップがありますよね。
 あと、幼女化ではないんですが、『キャリばん』には要望が多かったので、『エンジェルメイド』に登場する”おとこにょこ”が”おにゃのこ”に変わってしまうミニショートを入れたんです。そうしたら、某メーカーやユーザーさんからなぜ女性化したのか怒られた事もありましたね。お前等どっちがいいのかと(笑)。


キャリエール作品
『心輝桜』 
発売:2002/06/28
「霊木」によって不思議な力を与えられた物や人が住む町で起こる、心温まる物語を描いたキャリエールブランドのデビュー作品。

『桜華 -おうか- 』 発売:2005/06/24
『心輝桜』で描ききれなかった部分、そして「闇使い」編では霊木の謎で全てが明かされる、「悲しくて優しい、にぎやかで温かい大家族物語」。
―― 『桜華 -おうか-』について、デビュー作『心輝桜』と同じ世界観を使った理由を教えてください

古:まず、キチンと『心輝桜』にケジメをつけたかったんです。デビュー作品ということもあり、ゲーム中で見せきれなかった部分を『桜華』で出したいと思いました。

―― あえてタイトルを変えた理由はなんでしょう

古:かなり前からリメイクしようという話はあり、開発当初は『心輝桜 完全版』にしようと思っていました。けれども完全版として作ってしまうと、『心輝桜』をプレイしたから、もういいやって言われると思ったんです。そうではなく、見せきれなかった部分をしっかり見せて、更に「闇使い」編というゲーム1本分にあたるようなボリュームも加わった別作品『桜華』として作れば、受け手の見方も変わるんじゃないか、と思いました。
 そこで同じ世界かつ同じキャラだけど別次元であると認識して、ひとつの作品を新しく作ろうということになりました。ユーザーさんの中では完全版だと思ってもらっても良いんですが、『桜華』単体として楽しんでもらいたいと思い『心輝桜』を同梱しています。


―― 大きく分けて2つの物語部分に分かれますが

古:『心輝桜』の部分にあたる「桜華」編と、この世界の根幹であり本当の秘密の部分を描いた「闇使い」編のふたつに分かれています。闇使い編は当初からシナリオの”そら”が構想していて、Web上で「BLACK/RED」という形で公開したものが元になっています。
 シナリオ量は合わせて3MBくらいあるので、2つの作品と言ってもいいくらいのボリュームがあります。実際、2つに分けようという話もあったんですけど、どちらか片方だけプレイして終わりっていうは嫌なので分けませんでした。さらに『心輝桜』も同梱されているからお買い得ですよね?(笑)


―― どのように遊ぶのがベストなんでしょうか

古:プレイの仕方としては、まず『心輝桜』でこの作品の世界観や感触を掴んでもらいたいですね。そして次に「桜華」編で、『心輝桜』では描ききれていなかったキャラクターの内面や願い、思いを補完してもらって、最後に根幹を知るということで「闇使い」編をプレイして欲しいですね。

―― 原画家を二人起用したことについて教えてください

古:”麺帝マブ”さんはイラストだけでなくアニメータの経験もある方で、手が早くて動きのある絵が描ける方です。そして『桜華』の「闇使い」編はストーリーの都合上、特に動きのある絵が必要だったんです。そこで「闇使い」編のメインを麺帝さんにお願いすることで楽しんでもらおうと思いました。今でも賛否色々な意見がありますけど、ベストの選択肢だったと思っていますし、今後に向けて勉強になりましたね。

新作『初恋撫子(こいおとめ)』

―― 新作『初恋撫子(こいおとめ)』について教えてください

古:『桜華』を出したことで、ひとつステップアップが出来たのではないか、という思いがありました。そして同時に、今まで個々のスタッフの力に頼る部分が多かったキャリエール作品を、今後はスタッフ全員の力で作ったものとして見て、買ってもらいたいと思いました。またそういう作品を作らないと、メーカーとして続かないとも思いました。
 そう考えると、やはり影響が大きいのは原画ですよね。何だかんだ言っても、”ここのか”にはネームバリューがあると思っていますから。今作はそれをいい形で切り替えて、”ここのか”、”キャリエール”、そして『初恋撫子』の原画を担当する”MA@YA”、どのファンも違和感なく入っていける形にしたいと思っています。


―― どのように変わるのでしょうか

古:いわゆる、”MA@YA”節(笑)も期待通りに入っていますし、いつものキャリエールの「暖かくて、ちょっぴり切ない」っていう部分もちゃんと残します。作品はいつもよりライトで、コメディな部分を新たに加えた形に仕上げていきたいと思っています。いい意味で期待を裏切ってくれる、キャリエールの新たな一歩を踏み出すゲームだと思ってください。

―― どんな作品でしょうか

古:今回の作品は、キャリエールとしては初めての、純粋な学園物になりますが、”大和撫子”そして”新しい和”というものを描こうと思いました。原画を”MA@YA”さんにお願いすることで、慎ましくておしとやかな古いイメージの大和撫子ではなく、現代的な女性でありながら、本当に慎ましいところは慎ましいという大和撫子の新しいイメージを出したかったんです。
 各キャラの制服も、通常の制服に加えて礼服、冬物という3種類のパターン、さらに私服を忍者や場違いなゴスロリ、のようにすることで個性を出し、和チックかつレトロ、けれども新しい感じの出たものにしてみました。
 また、サブ原画の”igul”さんの描くキャラクターとデフォルメキャラが、”MA@YA”さんが書くキャラの魅力をより引き出しています。もちろん攻略もできますよ。


―― MA@YAさんといえば3D、等身の低いキャラですが

古:本人からも2Dでいいんですか?って言われましたね。僕としては3Dの人が2Dでやるという面白さもあるし、みんなが興味を持ってくれるんじゃないかと思いました。キャラクターには当然、等身の低いキャラもいますし、僕が個人的にうずもれたい(笑)と思っている、おっぱいの綺麗なおねーさんもいますよ。
※TEATIMEブランドから出ている『らぶデス〜Realtime Lovers〜』等の3Dロリロリキャラが有名

社内を激写!その3

ここのか氏が表紙を描いている『エンジェルメイド』のノベルの中文版(台湾)を発見。ちゃんと左上部分に18禁表示が。

エンスマ(angelsmile)の壁掛け時計。なにげに愛用されている?
―― システム的に変わる部分はありますか

古:今まではメッセージウインドウ上で、会話にあわせて表情を変えていたんですが、作るのも大変だし、この演出では伝えきれない部分も多いんです。そこで今回は、デフォルメされたミニキャラが座ったり立ったり動いて表現してくれるようになっています。より感情移入がしやすくなるとも思いますよ。

―― エロはどうなんでしょう

古:キャリエールはエロが薄い、なんて言われてますけど、今回、新たなキャリエール作品を作りたいということもあって、そこはしっかり見せたいと思いました。1キャラにつき3回以上はHシーンを入れています。ただ、エロに特化しているわけではなく、シナリオや展開で盛り上げて、感情移入できる形でHシーンを入れたいと思っています。

―― どんな人にプレイして欲しいですか?

古:”MA@YA”さんのファンの人、それからキャリエールのファンの人、そして両方興味が無くてもネタ好きな人に是非プレイして欲しいですね。今はまだ言えませんが、ネタも色々と仕込んでますんでお楽しみに(笑)。

―― 今後について教えてください

古:今後のキャリエールは、今までにないことに挑戦していきます。一線を引かないで、一歩前に踏み出して楽しもうとしてもらえれば期待に応えますので、どうかよろしくお願いします。
 次回作は、まだ青写真ぐらいなのでお伝えは出来ないんですが、来年初冬くらいには出したいですね。年一本では少し厳しいかなぁとは思うんですが、クオリティ維持という観点から見てラインを増やしていくというのにはなかなか踏み出せません・・・。あと、『MARIONETTE』の続編的なものは、個人的にも作りたいと思っています。ユーザーさんからの要望が多ければ、原作者に”強力に”プッシュしますんで是非応援してください(笑)。


―― ありがとうございました

最新作
『初恋撫子(こいおとめ)』 
(2006年7月28日発売)
STORY
代々日本を裏から統べてきた女系の『倭一族』。今の日本を変えるべく初の女性総理大臣となった現当主は、『新しい和』という道を指し示す改革の一環として、新しい女性の生き方『乙女撫子』を提唱する。

舞台はそんな現代の大和撫子を生み出すため創設された「天凛学園」。学園に通うヒロイン達は、倭一族でも位が高い女の子達ばかり。そして、彼女達が次期当主になる条件として提示されたのは、初恋の相手である主人公の心を射止める事だった!

こうして始まった、『ミス・乙女撫子コンテスト』。
学園だけでなく国をも巻きこんで行われるドタバタの勝者は!?
新感覚・和風ラヴコメディ。


読者プレゼントのお知らせ!
キャリエール様からGalge.com 読者の皆様にプレゼントを頂きました。
・「初恋撫子」コミケ69セット : 1名様
・PCソフト「桜華」 : 1名様
・「初恋撫子」クリアファイル : 5名様
以上をプレゼントいたします。(5/31 正午締め切り)
また、記事についてのご意見ご感想も募集しています。沢山のご応募、ご感想をお待ちしています!

応募は締め切りました。 当選発表は発送をもって代えさせて頂きます。

Carriere banner

(C) Carriere

2006/05/09 公開
【特集の一覧へ】

Click Me!
Galge.com 更新情報

▼ 2010/1/22(金)
● ニュース
アルケミストの新作タイトル、最新情報やゲーム画面等をお届け!!
● ニュース
セール&特集あり! 「デジガールストア」2010年1月第5週の新着紹介!!

▼ 2010/1/29(金)
● 壁紙
描き下ろし壁紙シリーズ:ズンダレぽん先生 第1回
● WEBラジオ
「ちあ+からのチ・カ・ラ -ver2.0-」&「ラジオTempa」 第66回
● WEBラジオ
37℃ビネツウェブラジオ ぴことクーロ君の素敵なショタデイズ第03回
● WEBラジオ
CLOCK UP presents- 「☆(流浪の)ラジオ」 第04回

▼ 2010/1/28(木)
● ニュース
気になる1位は? Galge.com体験版ダウンロードランキングをチェキ!!
● WEBラジオ
萌え萌え2次ラジオCHU 第11回

▼ 2010/1/27(水)
● ニュース
今週は30本!! 1月第4週発売のソフトをチェック!
● WEBラジオ
金田まひる・倉田まりやのGalge.comラジオ 第129回

▼ 2010/1/26(火)
● ニュース
ZERO最新作の特別企画「妹に言って欲しい至高の一言」募集中!!

▼ バックナンバー

● ニュース記事一覧
● ライブラリ更新情報一覧
● 特集記事一覧
● オリジナル壁紙一覧
● オリジナルコミック一覧

おすすめサイト
美少女ゲームダウンロード購入
同人ダウンロード購入
書籍ダウンロード購入
TVゲーム攻略

Galge.comについて
Galge.comとは?
Myページ
Galge.com ヘルプメニュー
サイトの利用方法(Help)
プライバシーポリシー
運営者情報
リンクについて
広告のお問い合わせ
ソフトハウスの皆様へ

うぇるかむ!!Powerd by Vector