今回のクリエイターズファイルのゲストには『ポケットモンスター』シリーズ、『スクリューブレイカー 轟振どりるれろ』などの作品で、キャラクタデザインに携わられた吉田宏信さんです。PCエンジンに夢中だった高校時代、あるTV番組でメーカーからのメッセージを見た吉田さんは「ゲーム業界で働きたい!」とすぐにメーカーに電話連絡をしてしまったそうです。果たして、そのメーカーとは? それでは、早速お話を伺っていきましょう。
吉田氏: ゲームフリークに入社するまでは、いくつかのデザイン会社を転々としておりました。それまではゲーム業界未経験でしたので、関わってきたゲーム作品といいますと殆どが『ポケットモンスター』になってしまいますが…(笑)。初めてデザインしたポケモンは、ソーナンスとノコッチとセレビィの3体でした。現在制作中の『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』もいよいよ佳境に入ってきました。アソビがぎっしり詰まった作品を目指していきますので、みなさん楽しみに待っていてくださいね!
前回ご登場いただいた、にしださんとのお付き合いの中で、面白いエピソードなどがありましたらお聞かせ下さい。
どの作品にもそれぞれに思い入れがありますが、中でも記憶に新しいのは『スクリューブレイカー 轟振どりるれろ』でしょうか。初めてのメインキャラクタデザインという事もあり、日々葛藤の毎日でした。でもそれだけに完成した喜びも格別でした。
今後のゲーム・エンタテイメント業界におけるご自身の展望をお聞かせ下さい。そして最後に、今後ゲーム業界を目指している読者へ向けて、作品作りにおいて一番大切だと思うこと、作品を世に送り出すにあたって心がけていることをお聞かせ下さい。
いつも制作に心がけている事は「作品に対するこだわり」と「人を楽しませる気持ち」ですね。それはゲーム制作に限らず、どんな形であれ必ず人に伝わり、そしていずれ自分に返ってくる事だと思っています。
自分の作品へのこだわりと、人を楽しませる気持ちが大切だとおっしゃる吉田さん。そんな気持ちで作られたキャラクタだからこそ、多くの人に愛される作品になっていくのでしょう。まだまだお話をお伺いしたいところですが今回はここまでです。それでは、次回のお友達を紹介していただきましょう。
ポケモンカードをはじめ、様々な作品に携わられてきた赤羽さん。一体、どのようなお話をおうかがいできるのでしょうか。次回もお楽しみに。それでは吉田さん、今回は本当にありがとうございました。