大阪府堺市堺区 グランシップ「小型商圏特化型店舗の船出」
すいません、ゴールデンウィークの新店、抜けがありました
南海高野線浅香山駅前の『グランシップ』です。
店舗に行く前に浅香山駅の乗降客数を調べると、平成25年では8,695人、定期利用者5,854人、定期比率67.3%。
商圏範囲が狭く、恒常的な利用者が多くを占めるようです。
ちなみに政令指定都市なのに無人駅・・・。
さぞ寂れているだろうな、と思って現地に行ってみると若者がたくさん。
駅の東側に関大堺キャンパスがあるためです。
改札を出ると、ひとだかりができていました。
行列の先には数台の自販機が。
缶は50円・ペットボトルも60円から買える激安仕様で、駅を降りた学生のマストアイテムのようです。
そんな彼らに1,000円があっという間になくなる通常貸を遊技させたら、気絶してしまいそう。
学生にもっと遊んでほしいのが、業界の希望なのですが・・・。
遊技費用以外は極力削る努力をしているのだ、と良い方に考えます。
アーケードのない商店街的な道を少し歩くと、『グランシップ』に着きます。
さわやかな外観。裏手の入口は自転車がたくさん駐輪されていました。
もともとは『スーパーラスベガス』という店舗
4月29日にグランドオープンしたばかりで、パチンコ192台・パチスロ54台・合計246台の小さなお店です。
パチンコは半分が2円、残りが1円。パチスロも2BOXの20円と18台の5円。
なかなか保守的というか、欲のない構成です。
周辺を競合店舗を見ると、納得のいくもので
『マルハン堺遠里小野店』(1,092台)
『P-ROOTs CASINO』(556台)
が西側の府道30号沿いで並んでいる状態ですし、さらに西に向かうと『P.E.KING OF KINGS大和川店』(1,360台)、
大和川を挟んで大阪市住吉区には『アミューズ南住吉』(512台)とかなり厳しい環境です。
南には堺東商圏があるため、こちらからの吸引も限界があります。
(0.3-0.6-1.0-自転車5分)
絶対的な優位性を持つ範囲は、西側は500mも確保できず、足元周辺と東側のJR堺駅に掛けてがメインになります。
そうなると、規模的にも営業形態的にも今のかたちがジャストサイズ。
店内はパチスロは若者層、パチンコは中高年層にきれい分かれていました。
ホールの真ん中にカウンターがある店舗ですので、なかなか難しいでしょうが、
もう少しパチスロが多くてもよかった気がします。
設備的には、パチンコは全台各台計数機と手置きスタンドを完備。
ナンバーランプは最新のものではなく、遊技快適性に重きを置いた適切な投資のようです。
では、また。
堺市グランシップの遊技台推移・リニューアル情報
パチンコ・パチスロ設置台数・導入撤去推移データ
※随時更新
大阪府堺市のパチンコホール情報
グランシップの競合店となる近隣のパチンコホール
直近のオープン・リニューアル情報(2015年5月29日現在)
パチンコ・パチスロ設置台数・導入撤去推移データ(p-search)
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タグ: グランシップ
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