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「グッドラック」(SANKYO、デジパチ)

2012-06-14 06:16:33 | 現金機デジパチ

「グッドラック」(SANKYOデジパチ、1996年)

 

 

★大当り確率:不明

★詳細スペック:不明

★大当り絵柄:0~9、カエル、オタマジャクシ、ザリガニ、カタツムリ(全14種類)

★デジタル停止順:左⇒右⇒中

★リーチ演出:雨降り演出、雷演出、「グッドラック」ロゴ演出など。演出の信頼度は不明。

本機のベースとなった実機は、同年(1996年)登場の「CRFダウンタウン劇場」(SANKYO)と思われる。但し、液晶画面は完全なオリジナルである。

  

両者の液晶周辺を比較してみた。カエルが描かれたパーツは、ダウンタウンの顔部分と作りが良く似ている。また、両サイドにワープルートがある点も共通する。保留ランプの「MEMO」というロゴもソックリ。さらに、ゲージ構成も良く似ている。

時期的にも符合する事から、本機のベースは「CRFダウンタウン劇場」で間違いないだろう。

 

本機は、ドラマ「グッドラック」のOP/ED用に開発されたオリジナル台で、ホールには設置されなかった。当時のメディアは、パチンコに概ね好意的だったので、もし導入されていれば、大きな反響を呼んだ事は間違いない。

舞台となった飛鳥球殿(代々木「平和会館」)には、CR機が一台も設置されていなかった。そう考えると、このオリジナル台は、「CRFダウンタウン劇場」がモデルとはいえ、やはり現金機であって欲しい。

ちなみに、ドラマの中では、この台に良く似たデジパチが、新台入替で導入され「かける」場面がある(第9話「裏切りの新装開店」)。ただし、この台は「ハワイガエル」という別のデジパチで(盤面や液晶のカラーが異なる)、ライバルの黒部興産に「裏ROM」を仕掛けられており、飛鳥球殿に設置される事はなかった。

 

OPのタイトルバックは、このオリジナルデジパチ「グッドラック」のロゴが登場する、リーチ演出が毎週使用されていた。この時流れるオープニングテーマは、BIG HORNS BEEの「GOOD LUCK」。

 

 

一方、EDのスタッフロールでは、氷室京介の「SQUALL」というエンディングテーマをバックに、本機の大当りシーンが展開された。

 

大当り中は、女の子のカエルが化粧をしたり、彼氏とデートしたりフラれたりといった、「恋愛ストーリー」が展開される。

良く観察すると、このストーリーは、ドラマの登場人物がモチーフになっている事に気付く。

主人公の女ガエルは、主役の飛鳥鈴子(松本明子)以外にありえない。

 

☆1~3ラウンド…女ガエルが念入りにお化粧をして、綺麗な洋服を身に纏う。

 

☆4ラウンド…メガネを掛けた男ガエルが登場、女ガエルとデートに出かける。

これは、銀縁メガネがトレードマークのパチプロ「ブッコミの竜」(佐野史郎)だろう。

 

☆5ラウンド…二匹のカエルが、池で仲良く泳ぎながらデート。

 

☆7ラウンド…二匹はベンチに座り、男ガエルの奏でるギターを、女ガエルが楽しそうに聴く。ブッコミの竜がギターを弾く設定はないが、竜を演じた佐野史郎の特技はギターである。

 

☆7ラウンド後半~8ラウンド…仲睦まじい二人を邪魔しようと、ザリガニが襲ってくる。

これは、鈴子の敵役である地上げ屋「黒部興産」の高原俊輔(豊原功補)をイメージしたものだろう。

 

☆10ラウンド…二人の幸せも束の間、メガネガエルが、女ガエルの元を去る。しかも、別の女性を連れて…。その姿を悲しそうに見つめる女ガエル。

ドラマでは、ブッコミの竜が元妻の犯罪を自らかぶり、飛鳥球殿から姿を消す場面があるが、そのイメージかも知れない。

 

☆11ラウンド…大切な人を失った女ガエル。さらに、仲間のカタツムリも彼女から離れてしまう。一人ぼっちになった女カエルは、手足をバタつかせて号泣する。

カタツムリは、鈴子の元を去った飛鳥球殿の店員達だろうか。店を離れて札幌への転勤を決めた祐二(原田龍二)かも知れない。

 

☆13ラウンド…お花畑に囲まれ、洗濯物を干す女カエル。失恋の傷も癒えて、日常を取り戻したのだろう。

 

☆15ラウンド…ビーチでくつろぐ女カエル。彼女の前を、日焼けしたイケメンガエルが通り過ぎる。目をハートマークにして、その後を追う女カエル…立ち直りも早い。

ドラマでも、鈴子は気が多いタイプだった。元彼にフラれた直後、俊輔に出会ってすぐ恋心を抱いた。そうかと思えば、頼りがいのあるブッコミの竜を好きになったり…。最後は、常に自分をサポートしてくれた祐二と一緒になるのだが…紆余曲折は多い。

 

☆最終ラウンド…満面の笑みで、音楽に合わせて陽気に踊る女ガエル。全てが吹っ切れた感じで楽しそうだ。大当り中のラブストーリーは、ともかくもハッピーエンドで幕を下ろす。

 

☆大当たり終了後の画面…女ガエルが、「またね」というセリフで投げキッス。ドラマでは、エンディングの一番最後で、この画面が使われていた。

 

もし、このオリジナル台が現存していれば、ぜひとも大当りをを体感して、スペックを確認してみたい。SANKYOやNTVの倉庫に、今も眠っている可能性はあろう。ヤフオク等に出品されれば、かなりの値が付くことは間違いない。まぁ、勝手な妄想ではあるが…。


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