公開日:2007.08.01
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
(株)BOSS | [東京] パチンコ店経営 |
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民事再生開始申立 / 負債総額 約43億円
(株)BOSS(千代田区内神田3−12−10、設立平成15年11月、資本金1000万円、西原豊樹社長、従業員35名)は7月31日、東京地裁に民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は辻惠弁護士(中央区銀座8−8−1、電話03−3573−7737)。監督委員には北河隆之弁護士(新宿区新宿2−8−1、電話03−3356−7618)が選任されている。負債は約43億円。
BOSSは平成15年に設立され、福井県のパチンコ店経営会社の関係会社として、「BOSS」の店名で展開するパチンコホール。16年12月千葉県四街道市に同業他社の閉鎖店舗を買い取ってオープンし、その後千葉市の長沼店と千代田区の神田店を相次いで出店。平成18年6月期の年商は約139億5100万円をあげていた。
しかし、昨今のパチンコ業界の低迷に加え、大手パチンコチェーン店等との競合激化から集客数は減少傾向を辿っていた。また、風営法改正に伴いギャンブル性が高い旧型パチスロ機(4号機)の撤去並びに新型機への入れ替えが順次進み、その資金負担が重荷となって資金繰りが逼迫。19年5月31日資金ショートを表面化した。
その後、債権者を集めて説明会を開催しリスケや手形ジャンプ等の支援を要請していたが、7月に入って撤去後の新型機への入れ替えがスムーズに進まず集客数が大幅に減少したため、民事再生による再建を選択した。