公開日:2007.12.28
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
常陽観光(株) | [茨城] パチンコホールほか経営 |
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民事再生開始申立 / 2社の負債総額 約66億円
〜関連の(有)大楽天も同時に〜
常陽観光(株)(日立市諏訪町1−2−24、設立昭和46年10月、資本金1000万円、金井浩社長、従業員40名)と関連会社の(有)大楽天(28−203865−5、水戸市千波町1935−1、設立平成18年4月、資本金300万円、周正曾社長、従業員20名)は12月27日、水戸地裁に民事再生手続開始を申し立てた。
申立代理人は高英毅弁護士(新宿区四谷3−2−1、電話03−3341−5271)ほか1名。
監督委員には福田博弁護士(水戸市大町3−4−8、電話029−225−6166)が選任されている。
負債は、常陽観光が約60億円、大楽天が約6億円で2社合計約66億円。
常陽観光は、昭和46年に設立されたパチンコホール経営会社。県内を中心に店舗展開し、ピーク時の平成13年3月期には年商245億円をあげていた。
しかし、競争激化と店舗数の縮小もあり、近年は年商が100億円余にまで半減していた。こうしたなか、18年4月に会社分割で(有)大楽天を設立し、4店舗を同社へ移管する傍ら、債務の整理を進めていたが、折りしも規制強化によりパチスロ5号機の導入を迫られ、この資金負担も重荷となり経営を圧迫。大楽天も連鎖する形で今回の措置となった。