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エキサイトジャック2(ニューギン、デジパチ)

2013-04-01 00:02:09 | 現金機デジパチ

※関連記事…エキサイトジャックのフライングリーチ
http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/2a32e6fecf41c5c66d32d4b4d85524c3

 

1993年(平成5年)にニューギンから登場した現金機デジパチ「エキサイトジャック2」

 

当時は「連チャン機全盛時代」で、ダービー物語(平和)、綱取物語(平和)、麻王(西陣)、春一番(西陣)、CR花満開(西陣)、フィーバーガールズI(三共)、フィーバーフェスティバルI(三共)、アメリカンドリーム(三洋)、ナンパ大作戦(奥村)、エスケープ2(大一)など、夢のある連チャンデジパチが多く登場した。

その中でも、エキサイトジャック2の「初当り確率が良心的な上に、爆裂度もある」というスペックは、非常に魅力的であった。数多くのホールに並んだ超・人気機種として知られ、新装での台の奪い合いも激しかった。但し、その分、低換金率で釘がシブいボッタクリ営業の店も多く見かけたが…・。


新装開店当日、新台のエキサイトジャック2のシマに殺到する人々(1993年)

 

但し、連チャン突入率は1/11と低く、爆裂期待で投資を重ねた挙句、単発地獄で負けを取り返せないケースもあった。それでも、元々の確率が1/223と連チャン機としては甘い為、ストレートで大ハマリするようなケースは少なかった。

連チャン機ファンに支持されて長く設置された本機だが、1997年(平成9年)の「社会的不適合機・第三次撤去対象機種リスト」に名が上がり、一気にホールから姿を消す事に。だが、その後も各地の「みなし機設置店」で生き残り、息の長い活躍を見せた。


(エキサイトジャック2のスペック) 

★賞球…7&9&14

★大当り確率…1/223

★最高16ラウンド継続、平均出玉2100個

★大当り絵柄…1、3、5、7、9、JACK、星、POWERJACK(8種類)

    

・デジタルは左⇒中⇒右の順に停止。リーチが掛かる直前、「ファファファファ」という派手な予告音が鳴り、リーチ中もけたたましいサウンドが鳴り続ける。スーパーリーチはないが、ビタ止まり当りならではの快感があった。

・通常は、上下段のシングルラインのみ有効。但し、「7」と「POWERJACK」の2種類でリーチが掛かると「ダブルリーチ」で、右ドラムは上下段のどちらかに図柄が止まればOK(有効ラインは各4ライン)。

・以下は、あくまで個人的な意見…大当り時ファンファーレや、大当り中のハイテンポなサウンドが秀逸。アタッカーに描かれた7の絵柄が、「ドリームセブンジュニア」(高砂、3-2号機)を彷彿とさせる。

  

★保留玉での連チャン性…アリ(強力)

・E・ジャック2の連チャンシステムについて

「4連チャン1セット」と呼ばれた、独特の連チャンシステムが特徴。

大当り中の16ラウンド開始時1/11の書換率に当選すると保留エリアが上書きされ、保2~保4がすべて大当りとなる。よって、4連チャン時のパターンは、初当り後に保2でダブってから、保1でトリプル、フォース(4連目)と来る。

また、上書き連チャン当選した場合は、約1/14保1も大当りに書換えられる。この時は5連チャンとなり、連チャンはすべて保1で発生する。

さらに、これらの上書き処理は、連チャン中の16ラウンド時にも逐一行われる。上書きがループすれば、10連チャン以上の爆裂も起こりうる。この大連チャンこそ、E・ジャック2最大の魅力であった。

連チャン中に再び上書き処理が行われた場合、保1連チャンが途切れてから、保2で連チャンが再びスタートするパターンとなる(1/14で保1が上書きされた場合を除く)。

当時の攻略誌(必勝G誌)では、「56連チャン」という脅威の大爆裂も報告されている。但し、上書きループのみでここまで伸びる事は稀で、恐らくは自力連チャンを絡めての大爆裂、或いは開店基板による見せ台のデータと思われる。

(Eジャック2、連チャンパターンまとめ)

・4連チャンのパターン…初当り⇒保2でダブル⇒保1でトリプル⇒保1でフォース

・5連チャンのパターン1…初当り⇒保1でダブル⇒保1でトリプル⇒保1でフォース⇒保1でフィフス

・5連チャンのパターン2…初当り⇒保2でダブル(上書き当選)⇒保2でトリプル⇒保1でフォース⇒保1でフィフス

大連チャンのパターン(一例)…初当り⇒保2でダブル⇒保1でトリプル(上書き当選)⇒保2でフォース⇒保1でフィフス(上書き当選)⇒保2で6連⇒保1で7連…と続く(自力連チャンが絡むケースもある)

 

・連チャン促進打法

大当り中、最終16ラウンドに玉をアタッカーに一発も入れずにノーカウントエラーを起こすと、従来の2倍の確率、即ち1/5.5で上書き処理が行われる事が発覚。「エラー連チャン打法」として、一躍注目を集めた。但し、この打法は店員にエラー解除をして貰う必要があり、あまり実戦向きとはいえなかった。

そこで発案されたのが、最終ラウンドに入ったら一旦打ち出しをやめ、アタッカー開放から30秒でアタッカーが閉鎖する直前に玉を打ち出し、ギリギリでアタッカーに玉を入賞させて、自力でエラーを解除させる方法であった。

ただ、この方法もバネの調子や玉の跳ね返り方次第で入賞にバラつきが生じ、確実にエラー解除できるとは限らなかった。特に、エラー打法の発覚後は、「エラー発生時の大当り・連チャンは無効」「エラー時は出玉を没収」など厳しいルールを設ける店が多く、自力解除に失敗した時のリスクは大きかった。

 

 

★同時期に発売された、賞球違いの兄弟機について


エキサイトジャック(賞球7&9&15、平均出玉2300個)⇒Eジャックシリーズの元祖だが、「2」に比べて設置は少なめだった。

 


エキサイトジャック3(賞球6&9&13、平均出玉1900個)⇒無制限営業用として登場。

 

⇒大当り確率や連チャン性などの内部プログラムは、3機種共通。また、盤面も同じである為、外見的には、盤面右上に書かれた「賞球数表示」で区別する以外になかった。

⇒但し、賞球数以外にも相違点はあった。それは、メイン賞球15個の「エキサイトジャック」のみ、「2」「3」に比べてリーチ予告音の鳴るタイミングが早いという点である。かなりフライング気味に予告音が鳴るので、「2」を打ち慣れた者には違和感があった。

 

 

★おまけ

1993年(平成5年)放映の日テレ・深夜バラエティ「DAISUKI」(中山秀征、松本明子、飯島直子)において、エキサイトジャック2が対戦機種になった事がある。ゲストは渡辺正行と榊原郁恵というビッグネームの2人だった。

対戦は全部で3回戦行われたが、第2回戦目で本機が登場して、渡辺正行が見事に大当りを出した(他の4名は一度も当たらず)。渡辺は、当時「ジャック」というスナック菓子のCMに出ており、さらに「パチンコNOW」というパチンコ情報番組の司会も務めていた。とりあえずは「面目躍如」という形になったが、残念ながら単発の当りで終了した。

(C)日本テレビ
(エキサイトジャック2で上段「5・5・5」の大当りを出して、歓喜の渡辺さん)

(C)日本テレビ
(番組では、末井編集長による「エキサイトジャック2・ワンポイント講座」も行われた)

⇒この日の最終結果…第1回戦=「FフェスティバルI」で全員当らず、第2回戦=「エキサイトジャック2」で渡辺正行が1回大当り、第3回戦=「ダービー物語」で中山秀征が連チャン(ダブル)の大当り、渡辺正行が1回大当り、飯島直子が1回大当り。榊原郁恵と松本明子は、3回戦を通じて一度も大当りせず。優勝は渡辺正行。ロケ地は横浜市「PIA綱島」。途中、地元の中華料理店「ハナウエ」で、全員「冷やし中華」を食べる。



1 コメント

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演出が良かったですね (pon)
2013-04-04 22:38:07
この台、演出がなかなかうまかったですね。

派手なリーチ音は、振り向く人が多かった記憶がありますし、当たったときに、盤面のランプが全消灯状態から少しずつ点灯していくとともに、ファンファーレが鳴り響く演出も好きでした。
僕はあまり相性がよくなかったですが、、