書評

2021.01.16 【書評】
【今週の労務書】『労務トラブル 予防・解決に活かす“菅野「労働法」”【3訂版】』 NEW

事例挙げて対策示す  本書は、菅野和夫東京大学名誉教授の著書「労働法(第12版)」(弘文堂、2019年11月)をもとに、労働者の採用から退職までの労務管理の場で直面するトラブル事例とその予防・解決策を分かりやすく解説したもの。複数の社会保険労務士が執筆し、弁護士が監修した。  取り上げているテーマは、労働契約・就業規則、職場のハラスメント……[続きを読む]

2021.01.14 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第2回 沢村忠に真空を飛ばせた男:昭和のプロモーター・野口修評伝/角田 龍平 NEW

大晦日との“条件関係”  「紅白歌合戦」(NHK)、「ガキの使い」(日本テレビ)、「ボクシングWBOスーパーフライ級タイトル戦」(TBS)、「格闘技RIZIN」(フジテレビ)。大晦日の夜を彩るテレビ番組をザッピングしながら、刑法の因果関係論を想起した。犯罪が成立するには、実行行為と結果との間に「あれなければこれなし」という条件関係が必要だ……[続きを読む]

2021.01.09 【書評】
【今週の労務書】『これならわかる テレワークの導入実務と労務管理』

活用しやすい規定例収載  弁護士などとしてテレワークを10年以上実践してきた著者が執筆している本書は、平易な言葉で執筆され、分かりやすい構成となっている。実務に即した内容で、参考になる。  厚生労働省が公表している規定例や書式例を数多く収載し、中小企業向けにアレンジを加えている。すぐに活用できる座右の書といえる。  たとえば、在宅勤務中の……[続きを読む]

2021.01.07 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第1回 アニメーターはどう働いているのか/濱口 桂一郎

やりがい搾取は真実か?  本書は令和2年度労働関係図書優秀賞を受賞した作品だ。著者には昨年12月、私の司会で労働政策フォーラム「アニメーターの職場から考えるフリーランサーの働き方」の基調講演とパネルディスカッションにも出演していただいた。  昨年来のコロナ禍で、フリーランス対策は政府の大きな課題になりつつあり、その中で注目を集めているのが……[続きを読む]

2021.01.05 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『コロナに負けない!建設現場の感染症対策』

現場共有物は定期的に洗浄  冬場を迎え、新型コロナウイルス感染者対策がますます重要になっている。本書は、大勢の作業者が出入りする建設現場での感染症予防策について、職長、作業者向けにポイントや取組み事例をまとめたもの。  「3密」と呼ばれる密閉・密集・密接の回避では、ウェブカメラを使った遠隔での施工管理、テレビ会議の活用、危険予知や指差呼称……[続きを読む]

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