労働法超入門

2020.12.26 【労働法超入門】
【労働法超入門】高年齢者就業確保措置

 令和3年4月からは、改正高年法が施行され、事業主は70歳までの就業機会確保に向けた体制整備が求められます。  現行の高年法では、「希望者全員65歳まで継続雇用(経過措置付)」を義務付けています。経過措置は令和6年度末で終了ですが、今回の改正は、企業側にその「一歩先」の対応を促すものです。具体的には、令和3年4月以降、事業主が就業確保を図……[続きを読む]

2020.11.28 【労働法超入門】
【労働法超入門】兼業者の労災補償

 令和2年9月から、改正労災法が施行され、ダブルワーカー(複数就業者)に対する補償が手厚くなりました。  労災保険では、パート・アルバイト等も労働者として自動的に保険加入の対象となります。しかし、改正前は、ダブルワーカーが事故等に遭うと、補償面で不利益を被りました。  一つの会社で被災すれば、当然、他の会社でも働けなくなります。しかし、労……[続きを読む]

2020.10.17 【労働法超入門】
【労働法超入門】記録の保存期間等

 改正労基法では、賃金請求権のほか、記録の保存期間と付加金の請求期間も見直しています。  記録の保存は、たとえば、賃金台帳、労働者名簿、タイムカードなどが対象です。改正前は保存期間3年でしたが、5年に延長されました。ただし、当面の経過措置として3年に読み替えられるので、実務的な影響は大きくありません。 「保存の起算点」は原則として「記録の……[続きを読む]

2020.09.26 【労働法超入門】
【労働法超入門】賃金の消滅時効延長

 令和元年度末に労基法を改正する法律が成立・公布され、令和2年4月1日から施行されています。今回改正では、賃金の消滅時効期間を見直し、それに伴う関連規定を整備しています。  キッカケは民法の改正です。従来、使用人の給料については、短期消滅時効(1年)の対象とされていました。労基法では、労働者保護のため、民法の特則として2年の時効消滅期間を……[続きを読む]

2020.08.22 【労働法超入門】
【労働法超入門】セクハラ規制等の強化

 パワハラ防止に関する措置義務の創設に合わせ、既存のセクハラ・マタハラ関係の規定も修正・強化されています。  まず、不利益取扱いの禁止です。  セクハラ防止は均等法、マタハラ防止は均等法と育介法の両方に根拠規定が設けられ、事業主に対して「雇用管理上必要な措置を講じる」よう求めています。  しかし、セクハラ・マタハラの被害者が、「上司・同僚……[続きを読む]

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