27日に東京・青山葬儀所で営まれる落語家、三遊亭円歌さん(享年85)の葬儀・告別式で、落語家の柳亭市馬(55)、鈴々舎馬風(77)と東京・上野にある鈴本演芸場の席亭、鈴木寧氏が弔辞を述べることが25日、分かった。
市馬は円歌さんが最高顧問を務めた落語協会の会長で、同葬儀・告別式の葬儀委員長も担う。馬風は同協会最高顧問を務める落語界の重鎮。鈴木氏は円歌さんが1月3日に最後の高座を務めた鈴本演芸場の席亭。縁のある3人から、円歌さんをしのぶエピソードが披露されそうだ。
関係者によると、祭壇に飾られる遺影は円歌さんが高座でほほ笑む姿の写真で、喪主の令子夫人(73)が選んだ。客を笑わせることを生業とする落語家自身が高座で笑うのは珍しく、貴重な写真という。