飛び込み世界選手権代表選考会最終日(2017年2月5日 東京・辰巳国際水泳場)
女子板飛び込みで、13歳の金戸凜(東京・日出中)が300・50点で1位となった。日本水連の定めた世界選手権(7月、ブダペスト)の選考基準の302点にわずか1・5点届かなかったが、20年東京五輪へ向けて大きな可能性を示した。
飛び込み界のサラブレッドだ。父方の祖父母は60年ローマ、64年東京五輪代表。父・恵太コーチ(49)、母・幸さん(48、旧姓元渕)はともに88年ソウル五輪から3大会連続出場。姉・華(18)、兄・快(15)も今大会に出場した選手。シニアの選考会初出場でトップとなり「ビックリしています。選考基準のことは考えていなかったので悔しくはないです」と笑顔を見せた。
この日の演技構成は幸さんの現役最後の96年アトランタ五輪時と同じで、難易度は決して高くないが、高い入水技術で高評価を引き出した。20年東京五輪へ向けて「期待に応えたい」と親子3代の五輪出場に意欲を見せた。(スポニチ)