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土砂の搬出作業開始 民進党現地視察

森友学園に売却された国有地を視察する民進党の辻元清美衆院議員(手前右)ら=大阪府豊中市で2017年2月28日午前7時16分、貝塚太一撮影

 学校法人「森友学園」が小学校を新設予定の大阪府豊中市の土地にごみを含んだ土砂が積み上げられている問題で、学園側は28日午前、一部の土砂の搬出に向けた作業を始めた。同市の27日の聞き取りに対し、土地を造成した業者は「土は仮置きの状態で、分別後にごみを搬出する」と説明していた。

 現場には午前9時ごろ、「産業廃棄物収集運搬車」と表示されたダンプカー2台が到着。ショベルカーが校庭予定地に山積みになっていた土砂を荷台に運び入れる作業を始めた。工事関係者はこの土砂について「仮置きされていた土。これから搬出する」と話した。現場では朝から市職員が立ち会って業者から事情を聴いており、作業は進んでいない。

 一方、28日午前7時ごろには民進党の国会議員が現地を視察。学園側が産業廃棄物を保管しているとする場所に廃棄物処理法で設置が義務付けられている掲示板がないことを確認したほか、近隣住民への聞き取りなどを行った。

 視察後、山井和則衆院議員は「廃棄物を校庭予定地に埋めていたとなれば極めて問題だ。違法行為の疑いもある」と述べた。【青木純、米山淳】

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