メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

女子52キロ 16歳阿部詩が最年少V 兄・一二三と五輪出場目指す

柔道グランプリ大会第1日(2017年2月24日 ドイツ・デュッセルドルフ)

 男女計5階級が行われ、女子52キロ級で16歳の阿部詩(兵庫・夙川学院高)が初優勝した。国際柔道連盟(IJF)によると、GPなどを含む主催国際大会「ワールドツアー」の史上最年少制覇を遂げた。女子48キロ級は21歳の渡名喜風南(帝京大)が優勝。男子66キロ級の磯田範仁(国士舘大)は準優勝だった。女子57キロ級の宇高菜絵(コマツ)、同52キロ級の志々目愛(了徳寺学園職)はともに3位だった。

     シニア大会初出場で史上最年少優勝を成し遂げた。阿部は「勝つ自信はあったが、優勝できるとはあまり思っていなかった。驚きもありつつ、うれしさがある」と目を丸くしながら快挙を喜んだ。

     初戦から3試合は豪快に投げて一本勝ち。迎えた決勝は、2014年世界選手権48キロ級で銅メダルのアマンディーヌ・ブシャール(フランス)から得意の内股で技ありを奪い、そのまま優勢勝ちした。日本女子の増地監督は「高校1年でシニアの大会で結果を残すのは楽しみな選手」と称賛した。

     兄は男子66キロ級で19歳のホープ、阿部一二三(日体大)。目標は兄と一緒に3年後の東京五輪に出場すること。阿部は「落ち着いて試合ができるようになった。トップに立ち続けて、そのまま五輪に出たい」と決意を新たにした。

     ◆阿部 詩(あべ・うた)2000年(平12)7月14日、兵庫県神戸市生まれの16歳。兵庫・夙川学院高1年。5歳で柔道を始め、兵庫・夙川学院中で15年に全国中学校体育大会優勝。昨年11月の講道館杯全日本体重別選手権で3位に入り、12月のグランドスラム東京大会は準優勝。男子66キロ級のホープ、阿部一二三は兄。得意技は内股、袖釣り込み腰。1メートル58。(スポニチ)

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. ラブライブ!サンシャイン!! テレビアニメ2期の制作決定&今秋放送へ 「Aqours」横浜アリーナ公演で発表
    2. 京王線 中学生、ホームから転落 レール間うつぶせで無事
    3. 亀梨和也 大谷翔平選手と対談 「男として尊敬」
    4. トランプ氏 「記者夕食会」欠席へ 異例対応
    5. 金正男氏殺害 オウム中川死刑囚「あれはVX」発表前に

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]