専門家の見方
2月16日

【プロの眼】「トランプラリーと新興国投資」

トランプ政権誕生後、株価が上がり、ドルの水準調整がなされるなど効果が見られた一方、新興国のボラティリティは急速に上昇し、リスクが顕在化しやすくなっている。米国の金利上昇は通常、新興国にとってはネガティブに動く要因になるが、今は国ごとに差がある。売られているのはトルコリラと、メキシコペソで逆に残りはしっかりという推移が確認できる。新興国のしっかりした為替の背景は、実質政策金利が安定して上昇していることにある。こうしたロジックで語れないのはメキシコペソだけで、メキシコは実際に保護政策などで影響を受け、ソブリンリスクが高まっていると言える。この先の新興国リスクをどう読めばよいのか?トランプ政策を読み難い中では、より影響を受けないであろうと考えられる国に投資をシフトさせることがあげられる。解説はBNPパリバ証券の中空麻奈氏。

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