まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

キス(パイオニア、4号機)

2014-03-29 | パチスロ4号機

(C)パイオニア

 

2000年にパイオニアから登場した純Aタイプ4号機「キス」

(ボーナス確率)
BIG
設定1 1/297
設定2 1/282
設定3 1/268
設定4 1/256
設定5 1/244
設定6 1/240

REG
設定1 1/655
設定2 1/546
設定3 1/546
設定4 1/546
設定5 1/468
設定6 1/409

白7揃い、赤7揃い…BIG(15枚)
黒BAR(KISS)揃い…REG(15枚)
ベル、プラム…10枚役
チェリー…2枚役
ブローチ…リプレイ


 

久々のパチスロ4号機回顧となる。「2000年4月登場」という事で、当ブログ的にはかなり新しい部類に属するが、それでも既に登場から14年も経った「懐かしの一台」だ。どこかで記憶の引き出しから引っ張り出さないと、永遠に忘れてしまう気もする。それがマイナー機の場合は、なおさらである。

本機との出会いは、2000年夏、東京・町田の繁華街にある「P」(現存)というパチ屋であった。

既に、攻略誌で機種情報は掴んでいたが、なかなか導入店に遭遇できずにいた。そんな折、町田の大型店「P」に新台導入されたことを知り、早速打ちに出かけた。


(昔使っていた町田P店の会員ロボカード・表)


(同・裏)

町田P店のスロットシマに出向くと、本機が2シマ14台ほど並んでいた。新台時期から間もない為、客付きは非常に良く、空き台は2,3台しかなかった。既にドル箱を積んでいる客も、数人いた。

当然、台を選ぶ余裕はなく、空いていた1台に腰掛ける。下パネルに目をやると、「外国人男女のキスシーン」という、一風変わったデザインが施されている。機種名に因んだデザインである事は明らかだ。

そういえば、P店の店内でも、派手な外国人モデル風の女性のポスター、イラスト、モニター映像などをやたらと目にするが、下パネルのバタ臭いデザインと共通するものがある。「モチーフ的に店の雰囲気に合った台」という事で、P店が本機の導入を決めたのだろうか…。

それと、機種名は「キス(KISS)」だが、パネルには「KISS」のロゴの他に、「initial Kiss(イニシャルキス)」と筆記体で書かれている。「イニシャルキス」…あまり耳慣れない言葉だが、まぁ「initial」は「最初の」という意味だから、恋人同士が付き合って最初に交わす接吻の事だろう。「ファーストキス」とはちょっと意味が異なる感じだ。まぁ、どうでもいいことだが…。

その他、ストップランプが「CHU!」と表示されていたり、リール窓上に「Lovin' you Forever」とメッセ―ジが書いてあったりと、妙に「こそばゆい」感じがする台だ。

ともかく打ち始めると、レバーオンの後に、ときおり有効ラインが赤や緑に光る。「そういや、こないだ愛甲石田のK店で打った同じパイオニアの「ダルマサン」も、やっぱ有効ラインが光ってたな…」と直感する。

ただ、ダルマサンの場合は、「コントロール制御」と「テーブル制御」の別を有効ラインの色で表示していたが(毎プレイ1/32で制御の切り替え抽選を行い、テーブル制御ならばラインが赤、コントロール制御なら緑に変化する)、「キス」の場合はちょっと違う。そういや、雑誌には「小役告知」的な事が書いてあったな。有効ラインが光って、対応小役が外れたらアツいってとこか。

(参考)「キス」の有効ライン告知について
有効ラインが赤く光る…2枚役(チェリー)成立時の1/1、ボーナス成立時の1/8
有効ラインが緑に光る…10枚役(ベル、プラム)成立時の1/2、ボーナス成立時の1/8
有効ラインが緑&赤に光る…ボーナス成立時の1/12.8、ハズレ時の1/1024

一方、リール窓の右側を見ると、払出し表示の上にある円の中で、赤いLEDランプが時計方向にレーダーっぽくクルクルと回っている(「ダルマサン」はこの部分が運試しランプになっていた)。このランプ、ずっと常に同じリズムで回ってはおらず、周回の速度が遅くなったり早くなったりと、ゲーム毎に切り替わる事がある。これが、雑誌で紹介されていた「カウンターディスプレイ」ってやつか。小役の高確率状態と低確率状態を表示する機能で、LEDの回転速度が高速⇒低速と切り替わる事で、内部状態を打ち手に知らせるんだったな。

という事は、「有効ライン告知」と「カウンターディスプレイ」の2つが、本機の「肝」という訳か。高確率状態時は小役が良く落ちるので、有効ラインが赤や緑に光っても小役の可能性が高く、ボーナスはあまり期待できない。一方、カウンターディスプレイがゆっくり回る低確率状態時は、小役確率が低くなっているので、有効ラインが光るとボーナスの期待度も高まる。うん、なかなか面白い機能だね。

それと、ラインが緑と赤の2色に光ると、ほぼボーナス確定となる「激熱告知」となるが、1/1024の低確率で「ガセ」を引く事もある…自分、こういうガセを結構引きやすいんだよな。

ふと頭上を見上げると、メーカー発表の「リーチ目表シール」が貼られている。(1)白7と黒BARが上・中で平行テンパイの形、(2)左「ベル・白7・赤7」から中リール中段に赤7がテンパった「赤7右上がり」の形、(3)白7と赤7が一直線に並んだ形、それと(4)3連チェリー。他にも、いろいろありそうだ。

それと、普段出やすい10枚役が「ベル」と「プラム」の2種類あるが、中リールには「プラム」を取りこぼす箇所がある。左リールにプラムしか出なかった時は、中リールを適当に押すと10枚役をこぼす恐れがあるので、しっかりプラムを中リールにも狙おう。こういう細かい所を抑えておくのも大事だよね。

 

そうこうしているうち、低確率状態中(LEDが低速回転)に有効ランプが緑に光り、リールを止めるとハズレ目で停止する。「おっ」と思い次プレイで赤7を狙うと、そのまま揃って初ビッグ獲得。沖スロのようなピカピカ系の告知機能はない模様だ。まぁ、それは、打ち続ければいずれ判る。

そうだ、確かコイツは「リプレイハズシ」が効くんだったな。雑誌には「ハズシを使えば設定3からプラスになる」とか書いてあったような…。ともかくも、中リールに白7を狙い(中リールの10枚役をベルに限定する方法)、右は適当押し⇒左は停止形によって狙い分ける…という攻略誌推奨の打ち方で、ビッグを淡々とこなす。リプレイハズシは、上段受けなら「チェリーの上の白7」、中下段受けなら「ベルの上のBAR」を左枠内に狙う。難易度は、それ程高くない。

ビッグ中の10枚役のヒキがよく、獲得枚数は400枚を余裕で超えた。「これって、結構甘い台なんじゃないの?」と感じる。ここ最近、個人的なメイン機種は、「グランシエル」「アレックス」「ハナビ」「バーサス」「サンダーV」「ビーマックス」などのアルゼ系Aタイプや、沖スロで大好物の「シオサイ30」などが中心だが、ひょっとすると「キス」も仲間入りをするかもしれないな…などと期待が膨らむ。

が、その後は意に反して、ビッグが飲まれて少し追加でビッグ、それが飲まれるとバケ、さらに飲まれて追加…という「ジリ貧」の展開に捕まってしまう。連チャンしないな、この台…。まぁ、確実に出ている台もあるので、スペックそのものは悪くないハズ。適当に選んだ空き台は、やはり低設定濃厚か…。ここはひとつ出直して、朝から参戦できる土日あたりにリベンジしてみよう。そんな訳で、初打ちは1万数千円の負けにて撤退する。

 

…その後、何度か町田P店で「キス」を打ったが、いくらチャレンジしても持ちコインが増える展開にはならず、初打ちと同様「ジリ貧」で投資が増えて負けるパターンが続いた。単に高設定を拾えなかったのか、個人的に相性が悪かったのか…。

そのうち、同じパイオニアの沖スロ「ハイハイシオサイ30」が馴染みの店に導入され始めて、ハイビスカスに目のなかった当時の私は、そちらに触手が動いてしまう。また、アルゼ系でも技術介入性の強い「ドンちゃん2」が登場して、コチラも積極的に追う事となる。

それにつれて、町田で「キス」を打つ機会も減り、いつの間にかP店からも撤去されてしまった。

これは全くの余談だが、町田P店には一時期、ダイドーの4号機「バッドボーイ」も置いてあり(地下フロア)、例の「攻略」が発覚する前から好きでよく打っていた。だが、その時は攻略内容を知らず、ごく普通の打ち方をしていた。その直後に、通常3択の10枚役を限定できる、かの有名な攻略ネタ(要ビタ押し)が発覚した訳だが、再び自分がP店に行った時は、すでに全台の電源が落とされていた…。

 

まぁ、いろいろ書いてきたが、結局のところ本機は、自分にとって「ほとんど勝つことが出来なかった台」である。だが、奇抜な下パネルのデザインや独自のゲーム性など、妙に印象に残る部分も多い。へそ曲がりな当ブログが振り返るには、格好の材料…という訳で、今回は本機を取り上げた次第だ。

今後も、当時打った懐かしのマイナー4号機を思い出したら、その都度アップしていこうと思う。

※たろへいさん、ご指摘どうもです。設定6のBIG確率の数値が誤記だった為、修正しました。

コメント (4)
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