Safari でポップアップ広告やアドウェアを阻止する

ポップアップ広告や広告挿入ソフトウェア (アドウェア) を制御する方法について説明します。

Pop-up ads are advertisements that open over or under your browser window, in another tab, or as a graphic element within the current window. To control pop-ups, you can update your software and adjust Safari settings. In some cases, you might need to remove adware.

Like phishing email, some pop-ups pretend to be from Apple or another trusted company to trick you into giving personal information. If you're concerned about a pop-up, follow the steps below or contact Apple.

Close pop-up ads

ポップアップ広告とは、ブラウザウインドウの上または下に、別のタブに、または現在のウインドウ内のグラフィック要素として開く広告のことです。ソフトウェアをアップデートし、Safari の設定を調整する方法で、ポップアップを制御できます。場合によっては、アドウェアの削除が必要になることもあります。

フィッシングメールのように、ポップアップの中には、Apple や別の信頼度の高い企業が発信元であると見せかけておいて、個人情報をだまし取ろうとするものがあります。 ポップアップについて懸念される場合は、以下の手順をお試しになるか、または、Apple にお問い合わせください。

ポップアップ広告を閉じる

まず、開いているポップアップをすべて閉じます。

  • Mac に表示されたポップアップに「この Web ページからの通知を今後表示しない」チェックボックスがある場合は、このチェックボックスを選択してからポップアップを閉じてください。
  • iPhone、iPad、または iPod touch でポップアップを閉じた後で「通知をブロック」ボタンが表示される場合は、このボタンをタップして、その Web ページから通知が表示されないように阻止します。

ポップアップが閉じない場合は、次のように対処してください。

  • Mac では、Safari を強制終了します。次回 Safari を開くときは、「shift」キーを押しながら Safari を開きます。そうすると、Safari で前回と同じウインドウが自動的に開くのを阻止できます。
  • iPhone、iPad、または iPod touch では、Safari を強制終了します。Safari で前回開いていたウインドウが自動的に開かないようにするには、「設定」>「Safari」の順にタップして、「履歴と Web サイトデータを消去」をタップします。これで、ブラウザの履歴と Cookie も削除されます。

ソフトウェアをアップデートする

Mac のソフトウェアiOS のソフトウェアは常に最新バージョンをお使いください。アップデートによる機能強化が、ポップアップ制御に役立つ場合があります。

Safari の設定と機能拡張をチェックする

Mac では、「Safari」メニューから「環境設定」を選択し、以下の手順を実行してください。

  1. 「セキュリティ」アイコンをクリックし、「ポップアップウインドウを開かない」を選択して、一部の種類のポップアップを阻止します。
  2. ホームページと検索エンジンの設定を調べます。広告挿入ソフトウェアによって、以下の設定が変更されることがあります。
    • 「一般」アイコンをクリックし、「ホームページ」フィールドが空か、または希望の Web サイトが指定されていることを確認します。
    • 「検索」アイコンをクリックして、検索エンジンの設定が、優先して使いたい検索エンジンになっていることを確認します。一部のバージョンの Safari では、この設定項目は「一般」パネルにあります。 
  3. 「機能拡張」アイコンをクリックします。不要な Safari 機能拡張や、用途のわからない機能拡張がある場合は、リストで選択して「アンインストール」をクリックします。以下の機能拡張は、ポップアップ広告を表示することが知られています。
    • Spigot Inc. の Amazon Shopping Assistant
    • Cinema-Plus Pro、または Cinema + HD、Cinema + Plus、Cinema Ploos などのバリエーション
    • Spigot Inc. の Ebay Shopping Assistant
    • FlashMall
    • GoPhoto.It
    • Omnibar
    • Spigot, Inc. の Searchme
    • Spigot Inc. の Slick Savings
    • Shopy Mate

iPhone、iPad、または iPod touch では、Safari で類似の設定を調整できます。

Mac でアドウェアがないか確認する

ここからは、特定の既知の広告挿入ソフトウェア (アドウェア) を Mac で検出し、削除する方法を説明します。アドウェアは、広告を主な目的としたソフトウェアのことで、多くの場合、他社のダウンロードサイトが配布元となっています。そのようなサイトからダウンロードしたソフトウェアには、一緒にアドウェアも付属してくる場合があります。 

以降の手順を進めるには、Safari を終了する必要があります。この記事を Safari 以外で表示するには、PDF 形式で保存し、プレビューで開きます。

Safari を終了してから、「フォルダへ移動」を使った次の方法で、以降の該当セクションに列挙されているファイルやフォルダをそれぞれ探して削除してください。

  1. 以下のリストの各行を、たとえば「/システム/ライブラリ/Frameworks/v.framework」から順番に、1 行ずつ行全体を選択します。
  2. 「編集」>「コピー」の順に選択します。
  3. Finder ウインドウを開いて、「表示」>「カラム」の順に選択します。
  4. 「移動」>「フォルダへ移動」の順に選択します。
  5. 「編集」>「ペースト」を選択して、コピーした行をテキストフィールドにペーストします。
  6. 「return」キーを押します。
    • 該当するファイルやフォルダが Mac にある場合はウインドウが開き、検索したファイルまたはフォルダが選択された状態で表示されます。 そのファイルまたはフォルダだけをゴミ箱にドラッグします。パスワードの入力を求められた場合は、管理者パスワードを入力してください。
    • ファイルまたはフォルダが Mac にない場合は、フォルダが見つからないというメッセージが表示されます。リストの次のファイル/フォルダに進んで作業を続行してください。

Downlite、VSearch、Conduit、Trovi、MyBrand、Search Protect、Buca Apps を削除する

フォルダへ移動」を使って、次のファイルまたはフォルダをそれぞれ探して削除してください。

  • /システム/ライブラリ/Frameworks/v.framework
  • /システム/ライブラリ/Frameworks/VSearch.framework
  • /ライブラリ/PrivilegedHelperTools/Jack
  • /ライブラリ/InputManagers/CTLoader/
  • /ライブラリ/Application Support/Conduit/
  • ~/ライブラリ/Internet Plug-Ins/ConduitNPAPIPlugin.plugin
  • ~/ライブラリ/Internet Plug-Ins/TroviNPAPIPlugin.plugin
  • /アプリケーション/SearchProtect.app
  • /アプリケーション/WebTools.app
  • /アプリケーション/cinemapro1-2.app
  • ~/アプリケーション/cinemapro1-2.app

上記のファイルやフォルダをすべて削除した後、Mac を再起動します。「Finder」>「ゴミ箱を空にする」の順に選択して、完全に削除します。

次回 Safari を開くときは、「shift」キーを押しながら Safari を開きます。そうすると、Safari で前回と同じウインドウが自動的に開くのを阻止できます。

Genieo、InstallMac を削除する

  1. アクティビティモニタ (「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダにあります) を開きます。
  2. 「アクティビティモニタ」ウインドウで「CPU」タブをクリックし、「プロセス名」列の一番上の列ラベルをクリックして、リストをアルファベット順に並べ替えます。
    • 「Genieo」または「InstallMac」というプロセスが表示される場合は、それらのプロセスを選択して、ウインドウの左上隅にある「強制終了」ボタン (x) をクリックします。続いて、このセクションのほかの手順を実行してください。
    • いずれのプロセスも表示されない場合は、Mac に Genieo や InstallMac がインストールされていないと考えられます。このセクションのほかの手順は適宜飛ばしてもかまいません。

アクティビティモニタを終了してから、「フォルダへ移動」を使って、「/private/etc/launchd.conf」を探して削除します。

Mac を再起動します。

フォルダへ移動」を使って、次のファイルまたはフォルダをそれぞれ探して削除してください。

  • /アプリケーション/Genieo
  • /アプリケーション/InstallMac
  • /アプリケーション/Uninstall Genieo
  • /アプリケーション/Uninstall IM Completer.app
  • /usr/lib/libgenkit.dylib
  • /usr/lib/libgenkitsa.dylib
  • /usr/lib/libimckit.dylib
  • /usr/lib/libimckitsa.dylib
  • /ライブラリ/PrivilegedHelperTools/com.genieoinnovation.macextension.client
  • ~/ライブラリ/Application Support/Genieo/
  • ~/ライブラリ/Application Support/com.genieoinnovation.Installer/

Mac を再起動します。

次に、「/ライブラリ/Frameworks/GenieoExtra.framework」を探して削除します。

Mac を再起動します。

「Finder」>「ゴミ箱を空にする」の順に選択し、完全に削除します。 

次回 Safari を開くときは、「shift」キーを押しながら Safari を開きます。 そうすると、Safari で前回と同じウインドウが自動的に開くのを阻止できます。

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