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【究極の原発話】規制委3年間の成果を独断で採点してみた…原発審査60点 安全目標設定65点 活断層調査は赤点再テスト!

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【究極の原発話】
規制委3年間の成果を独断で採点してみた…原発審査60点 安全目標設定65点 活断層調査は赤点再テスト!

 東京電力福島第1原発事故を教訓に発足した原子力規制委員会が、この9月で丸3年を迎えた。規制委の設置法上、「3年以内の見直し」を規定しているため、その評価や課題が問われている。では、これまでの取り組みはどうだったのか、取材班は規制委の主な成果を取り上げ、それぞれ独自に採点(100点満点)してみた。及第点の項目もあるが、“赤点再テスト”を命じなければならない項目もある。(原子力取材班)

原発審査「60点」

 規制委がこの3年間で最も力を入れて取り組んできたのが、再稼働に向けた原発の審査だ。

 平成25年7月から始まった審査には、計15原発25基が申請済み。公開の審査会合は今年9月末までに約280回を数えるほど、膨大な時間を費やしている。だが、再稼働を果たしたのは九州電力川内原発1号機(鹿児島県)しかない。

 審査を遅らせている最大の要因は、事業者の準備不足にある。だが、審査で適用される新規制基準にあいまいさがあることも否定できず、審査の中での指摘が、審査官の個人的な「感想」なのか、基準の「解釈」なのか不明なこともあり、感想レベルの意見が審査を拘束する場面も目にしてきた。

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