まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

マーブルX(奥村遊機、1990年)

2011-12-31 | 現金機デジパチ

1990年(平成2年)に奥村遊機から登場した旧要件デジパチ「マーブルX」。

 

 

賞球:6&12

大当り確率:1/225

大当り時の出玉:1900〜2800個(オマケチャッカーの調整で変化)

保留玉連チャン:アリ

 

1990年代初頭、オマケチャッカー付きデジパチ時代の末期に打ち込んだ、思い出深い一台である。先輩格の名機「ドリームX」の魅力にハマった自分としては、当時の奥村デジパチに愛着を持っており、「X」を継承した本機にも百円をバンバン突っ込んでいた。

 

向ヶ丘遊園駅近くの「ニューギンザ」で初打ちして以来、様々な店での実戦が心に残っている。新宿・コマ劇前の「ラスベガス」、コマ劇センターロード地下の「パチンコ747」、新宿区役所前カプセルホテル隣の「大番」など…。やはり、当時ホームだった歌舞伎町界隈が印象深い。

 

さて、マーブルといえば、「朝一単発打法」での連チャン狙いだろう。大当り直後、デジタルに「ヨ〜ッ!ヤッタ〜NICE」のメッセージが出ている数秒間がチャンスタイムだった。このチャンスタイム中にオマケチャッカーに玉を入れ、保留玉をなるべく沢山点灯させるのが連チャンのポイントである。ヘソ釘は厳しくても、オマケに流れやすい釘調整の台であれば、連チャンの恩恵を受け易かった訳だ。

 

(朝一出目の「モ・ナ・コ」)

 

朝一以外でも、単発打ちでのダブルが狙えた。また、右出目とアタッカー下のランプでタイミングを測り、特定の大当たり絵柄を狙う「ラッキーナンバー直撃法」も登場した。これは、「333」「777」といったラッキーナンバー絵柄を意図的に狙える、素晴らしい技である。当時は、無制限主流ではなく、ラッキーナンバー制、または一回交換のホールが少なくなかった。「連続挑戦中」の札が頭上に刺さっていれば、大変心強く感じたものだ。

 

あの時代、持ち玉が呑まれると連続挑戦札を持ち去る無慈悲な店と、そのまま残してくれる寛大なホールに分かれた。前者の場合、持ち玉が尽きた事を店員に察知されぬよう、玉が多少残っていても買い足したりした。そうやって誤魔化しても、ちゃんと店員は見ているもので、そそくさと札を持って行ってしまうのが常であった。

 

通常時に掛かる「0」絵柄でのリーチは必ず当たる…これも本機の大きな特徴である。マーブルXの大当り抽選・出目決定プログラムでは、内部的に大当り乱数を引かない限り、左・中デジに「0・0」のゾロ目が出現する事はなかった。ゼロリーチの発生は、大当り乱数を引いたという「告知」であり、通常時に限っては「鉄板」となった訳だ。左・中デジタルに「00」と揃った瞬間、勢いよく席を立って、シマ角のドル箱を取りに行っていたな…。

 

なお、「通常時」としたのは、大当り終了後の保留玉消化時は、この鉄板法則が崩れるからである。

 

北海道など一部地域では、「通常時の0リーチが頻繁に外れた」という報告も攻略誌に寄せられた。裏基板などが出回っていたのだろうか…。

 

名機「ドリームX」については、少し前に実機を打つ機会を得た。しかし、マーブルXの方は、馴染みのホールから外されて以来、いまだ対面が叶わずにいる。朝一出目「モナコ」からの単発打ちや、体感器要らずのLN狙い…もう一度、じっくり堪能したいものである。


この記事をはてなブックマークに追加