2013年 01月

いざ面白いもんに出会うと

 グウの音も出ない作品に出会うと、自分のやってることが子供騙しにしか思えなくなる。
 今日一日掛けてとある漫画を全巻読破したんだけど、没入度が高くなりすぎて現在賢者モード。
 漫画でああいうことやられてしまうと、小説だのなんだのでは太刀打ちできるはずもなく。
 自分の目指しているものは、創作ジャンルの中でも下の下なのではと。世界も狭い。
 じゃあ今日読んだ漫画を全編活字にしたらどうだって考えると、それはまた話が違う。
 別の土俵の作品を自分の土俵へはどうやっても持ち込めないし、逆も同じで、語るべきでもない。

 視覚で訴える効果っていうのは、凄まじいんだなと。
 それに比べて活字は表現としてあまりに弱く、読者の識字能力にも大きく依存している。
 文章なんて誰にでも書ける。
 誰にでも書けるもので、人は大して心動かない。
 誰にでも書けない文章を書いても、誰にでも「すごい」と思わせられるわけじゃない。
 絵だって誰にでも「すごい」と思わせられるわけじゃないけど、もっと広くストレートに伝わりやすいと思う。
 パッと見で「すごい」って思わせられるだけで、それはもっと人間の情動に訴えかけてる。

 自分の創作のレベルが低すぎる。
 「言葉」や「文章」を研ぎ澄ませていくにしろ、もっとやり方を考えないといけない。
 それだけに依存しててもしょうがない。

カクカノにTIPSページを入れようかなと

 TIPSページ

 「なろう」のほうでまたご感想いただきまして。
 用語解説集のような機能を載せたらいいのではと。

 実はTIPS的なものは欲しいと思ってた。
 カクカノは既存作品に比べるとあまりに用語が多いので。
 自分はスクリプトの知識とかあんま無いので尻込みしてたんだけど、やっぱり来たかとTIPS機能の要望があり、どうしたものかと試行錯誤し始める。

 上のは超単純構造のTIPSページ。
 これでも四半日掛かった。「変数って何?」ってレベルだったんですもの。
 システムカスタマイズに組み込むのは今の自分じゃ出来ないので、タイトルから「TIPS」を選択したらページに遷移するようにしようかと思ってる。
 本当はノベルを読んでる途中に右クリックメニュー開いてそっからTIPSページに遷移できたらいいんだけど、よくわからん。
 そもそも借り物のシステムカスタマイズだから、構造をまったく理解してない。

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 ここまで書いたところで再チャ
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 でけた。

 三時間強掛かった。
 右クリックメニューからTIPSページに遷移して、ちゃんと戻れるように。
 NS栗様のサンプルスクリプトを睨み付けながら、わからないタグがあったら逐一調べていくようにして、どうにか追加できた。
 今日一日だけでだいぶシステムカスタマイズに関して理解が深まったと思うけど、まあ一から作るのは無理だよね。
 上のTIPSページ、本当はもう少しフォントサイズを小さくしたいんだけど、あんまり小さくするとスマホにて指で押せないという物理的障害。
 シンプルな感じで別にいいような気もする。

 疲れた。一日終わったわ。頭痛い。
 寝る。

『拡張彼女』シーン3投稿

 投稿ページはこちら
 新たな職場を掃除したりコーヒー飲んだり。
 キャラクター描写なシーンがようやく入ってくる。

 基本的にはサウンドノベルなり小説なりが完成するまで待つのを推奨。
 推敲作業を兼ねつつ投稿していくつもりなので、それにマッタリ付き合ってくれる寛大な人は、どぞどぞ。
 評価ポイントとかあるけど、それよか感想くれたほうが嬉しいっす。まだ序盤だから言えること少ないだろうけど。
 感想は新しく気がついたことがあれば何回でもありがたいです。
 贅沢を言えば、詳細であればあるほど参考になります。

 しばらくは三日に一遍くらいのペースで投稿できたらと思ってる。
 来週中には遂行一周目が終わるはず。具体的に、2月6日まで。
 それ以降は推敲二周目をやりつつ、「なろう」への投稿ペースを上げていく。
 また、絵のほうも本格的に始動させる。
 4月1日までにイラストを完成させて、4月15日までに『拡張彼女』を自サイトで仮公開。
 適宜スケジューラーのToDoリストを確認と調整。
 「4月15日」っていうのは、厳守で行きたい。頼む。行ってくれ。

209000字(96/111) どこを目指すか

 マルチプラットフォームなノベルエンジンが乱立してる。
 たぶんどこも考えてるのはモバイル化の波と電子書籍の未来かなと思ったり。
 自分は電子書籍の究極形って要するにノベルゲーとかだと思ってる。
 でも少なくとも、まだ何年か先だよなと。
 特に日本だと電子書籍ってスムーズに浸透していかないみたいで。
 せっかくビジュアルノベルの文化があるってのにね。
 認知され始めるのに数年掛かって、既存勢力の抵抗をどうにかするのに数年掛かって、そっから流行らせるのに数年掛かって。
 そんなに待ってたらもっと別の魅力的な表現媒体が出来ちゃうよって。
 そもそも、そっちに流れていくかの確証はない。

 「シナリオ」とかはとりあえずストック溜めておけばいつか役に立つだろうってのがある。
 でも媒体に適した文法があるわけで、媒体ごとにシナリオを修正するのは労力的にも現実的じゃない。
 サウンドノベルがまだまだ流行らないなら、生産性がないのなら、大人しく小説を書いていたほうがいいのではないか。
 まだしばらくは小説の時代が続くんだろうと思う。

 要するにサウンドノベルの制作を、カエ剣辺りで打ち止めにしようかと思い始めてる。
 超長編のサウンドノベル用のネタとか用意してるけど、そんなもんを出しても、たとえ人気が少し出ても、生産性を得られる可能性は薄い。
 完成に何年掛かるんだって話もある。
 同人の物書きがいくらハッスルしようと、金にもならず肩書きにもならない。
 肩書きのない人間がどれだけ生きづらいかっていうのをひしひしと感じている。

 大衆のニーズに合わせたものが書けるのか。
 合わせたところでそれは面白いのか。売れるのか。
 「売れるもの」を書かなくちゃいけなくなる。
 もっと上を目指したいなら「面白くて売れるもの」を書かないといけない。
 そこに自分の個性は入れられるのか。

 「迎合してるようで逆に取り込む」みたいなものが書ければ、一番いい。
 そろそろそういうのを模索していかないといけないのかもしれない。

三人称や心情、たまに一人称の混在について

 カクカノのシーン2を投稿して、また感想いただきました。非常にありがたい。
 感想ページはこちら

 それで感想の中に、前から気になっていたことが書かれていた。

 ”人工太陽を睨むと、激しい光で睨み返され目眩がした。”
 など白谷の心情が地の文としてありますが、
 ”白谷は~”で続く文章など三人称の部分もあって、混在している印象を受けます。

 具体的に書くと以下のシーン。

 何をもってして健康なのか。
 ――いけ好かない。
 人工太陽を睨むと、激しい光で睨み返され目眩がした。
 白谷は舌打ちをしてターミナル東口を出る。

 ここの文章で違和感を覚えたんだと思う。
 「――」による口語体の心情描写もあって余計に違和感だったんだろうか。

 「三人称と心情の混在」。
 これについては、ごくたまに指摘を受ける。
 ただ自分としては、わざとやっている。
 心理描写を書きたい時に便利だし、使いようによっては没入度が高まると考えてる。
 あと毎回「○○は~」「○○が~」とか書くと紋切型になるような気がして嫌だっていうのがある。主語のカットの意味もある。
 一応考えて書いてはいる。
 「混在」って一般流通の小説でも割とよく使われる手だけど、ハウツー論的に言うと「マイナー」の扱いを受けている。

 「動作・言動は三人称視点。キャラの心情は一人称視点」。

 混在手法の場合は、おおよそ上のような原則が存在している。
 この辺りの「違和感」は、それほど激しいものなのかな。
 自分としては「堅苦しさ」を拭って表現の幅を広げられればって考えてるんだけど。
 たまーに指摘される。

 「書き方に『絶対』は無い」という大前提がある。
 もちろん書き方に善し悪しがあるのはわかってる。
 でも「違和感」とかの話になると難しい。
 「いや、この書き方は実はこれこれこういう意味で――」なんていちいち説明しているわけにもいかない。

 まあ、どうしようもないか。

213000字(93/109) 作業効率は上がってるような気がしないでもないないでもないでもない

 後半の後半にきて書き方を変えたのは正解だったように思える。
 詰まったと思ったら箇条書きにでもして素っ飛ばすほうがいい。
 わかってはいるんだけど、ついつい思考が一方向の狭い範囲にしか働かなくなってしまう時がある。
 行き詰まって右往左往して時間を無駄にする典型。

 ここ最近は休憩を意識しはじめたおかげか、割と頭の切り替えが早くできてる気がする。
 あとプロテインやらオメガ3やらDHA・EPAやらギンコやらビタミン剤やら、脳の働きが弱ってる時に良いとされるサプリを毎日飲んでるんだけど、それが効いている気がしないでもないでもないでもないでもない。
 あれの波もあるだろうけど。
 少し寒さが収まってきたおかげもあるかもしれない。
 リアルの面倒事が少し片付いたおかげもあるかもしれない。
 色々と要素があって判断しづらい。

 とりあえず休憩大事。
 でもいくら頭を休めたって、生活環境を変えないことには根っこにある不安なんてのは消えない。
 考えないようにしたって、後回しにしてるだけで根本的な解決にはならない。
 完全に不安が消えることは無いだろうけど、もう少しどうにかしたい。
 ここ一年で見えてきたことを参考にしつつ、これからのことをある程度の具体性をもって考えていかないと。

 ただ言えることは、作業の停滞ってのは心の毒。おそろしい毒。
 作業効率すごい大事。

『拡張彼女』シーン2投稿

 カクカノのシーン2投稿しました。
 まだ状況説明が続く感じで。SFとかファンタジーはここがキツいねー。
 あんまり説明素っ飛ばすと意味わからんし。

 サウンドノベルでまとめて読みたい人は回避してください。
 内容は推敲の課程で大いに変わりかもです。

214000字(91/109) もうすぐ書き終わるんだなとしみじみ

 もうすぐ書き終わるっていっても推敲の一周目にすぎない。
 それでもそこまで進めば筋道がほぼ確定するので、妙にホッとする。
 人は選ぶんだろうけど、そこまで破綻した話でもないかなと思ってる。
 何度か推敲すればそれなりの見た目にはなるかなと。
 えげつない不安感で書き進めてきたから、この妙な安心感は新鮮。

 ウケるかウケないか、そういうのをずっと考えてる。
 ニーズってやつは難しい。わかれば苦労しないし、わかりたくもないってのがある。
 でも必死こいて考えて、大衆の考え方に摩擦を感じながら書くしかない。
 そのバランスかなと思う。

 結局は「層」みたいのがあって、人間の種類は種々に別れてる。
 狭い世界で戦ってる。
 それじゃあ足りないから、世界同士を繋げていくしかない。
 文章は普遍なものだけど、読む場所は人によって違うし、場所によって人が違う。
 Aという場所で受け入れられないものが、Bという場所では受け入れられるかもしれない。
 逆に貶されるかもしれない。
 もしくはみんなが気がついていないだけで、「A≒B」かもしれない。

 こういうこと考えて、モノは試しと「なろう」とかに手を出した今日この頃。
 明日にでもまた投稿しようかなと思う。
 親和性を見いだせれば幸いだけど、そうでなくても勉強にはなる。
 サウンドノベル作りつつ「なろう」に投稿してる人って、調べたけどなかなか見つからない。
 数ヶ月後には「アホなことチャレンジしたな」って思ってるんだろうか。
 先のことはわからん。

なろうの手触りを確かめ中

 なろうアクセス解析UI

 なろう小説管理ページUI

 なろうって色々と機能あるんだな。奥が深い。
 「ランキングに露骨なタイトルの異世界ファンタジーしかねえじゃねえか!!」って思って敬遠してたけど、使い道はあるかもしれない。
 上はなろうのアクセス解析のページ。アクセス解析ページがあることにまず驚く。
 下は投稿した小説の管理ページのひとつ。投稿自体もブログ更新するみたいに出来る。
 なろうは全体的にシンプルなUIで綺麗。

 そういやアクセスについて一つ勘違いをしていて、「二時間に一回更新。それも二時間前のデータ」っていうタイミングらしい?
 だから「流れ早すぎてアクセス0やん……」ってことはなく、一応5~10程度のアクセスは初動でもあり。
 それにしても狭き門のように思えるけどな。
 特に書き始めとか日の浅い小説は敬遠されるのかもしれない。
 「最近更新された作品」みたいなページがあって、そのユーザーと作品の「戦闘力」みたいなものが表示されてる。
 それを指標にして訪れている可能性もあるような気がして、何にせよコツコツと連載していくのが大事なんだろうなと。

 昨日このサイトでなろう使い始めたことを告知したら、早くも今朝になろうでご感想頂きまして。
 いや、本当にありがたい。使い始めってこともあって、色んな意味でありがたかった。
 全ての感想に返信するような体制にはできないと思うけど、返せるものは返していこうかなと。
 「最初からガンガン説明が入る」というのは自分もすごく懸念していて、でもある程度は説明しないとSFの世界観が成り立たない。
 だから後回しにしたりする技術が必要で、まさしくそこに悩んでる。
 多少の「取っ付きにくさ」はどうしても拭いきれないけど、上手くやっていきたいな。色々と書き直すと思う。

 今回「なろうの使い道」で思ったことは、
 「推敲時に少しずつ晒し、反応や感想があればそれを参考に推敲を繰り返す」
 というもの。
 「サウンドノベルでやりたい人は見ないでくだちい」と。
 その辺りの「時間差」は大して問題ではないかなと思う。フリー作品だからこそ出来るような。
 なろうの感想システムの手触りはまだわからないんだけど、アプリのストアレビューよりはマシだよなと多少楽観視。アプリのレビューはほんと酷いぞ(トラウマ)。

 とりあえずなろうは細々と続けてみようと思う。
 拡張彼女を完成させたあと、その手触りを改めて確認したい。

「なろう」の流れ早すぎびびった

 試しに「小説家になろう」にユーザー登録して、『拡張彼女』の冒頭を投稿してみた。
 なんで投稿しようと思ったかは前記事にて。

 流れ早すぎびびった。
 「pixivかよ」って思った。
 周りの作品もそうだったけど、誰の目にも付かずに一瞬で流れる。
 まさに新参お断り。
 さすがに登録者数「286603人」は伊達じゃない。
 サムネとかも無いし、これはちょっと、どうしようもないな。
 「なろう」に露骨なタイトルが多い理由がわかった。タイトルで惹かないと他に手段無い。
 もしそれなりに閲覧されるんだったら続けようと思ったけど、えげつないくらいに一瞬で流れる。
 「それなりに閲覧」もなにも、「0」やぞ。アカンわ。
 いや、研究のためにしばらく続けてみようかとは思うけど。

 一応、投稿したシーン(仮)はコチラから
 当然の如くネタバレなので、サウンドノベルで読みたい人は注意っす。

 まだ全編書き終えてるわけじゃないから書き直すかもしれない。
 あと、説明が多いからあとで削ったり移動するかもしれない。

 (アカン)

「小説家になろう」に載せるかどうか

 いま書いてる『拡張彼女』を「小説家になろう」に掲載するかどうか。
 もちろんサウンドノベルでも出す。
 じゃあ何で「なろう」でも出そうか考えているかというと、

 ・フリゲ勢、スマホ勢とはまた違った「層」からの感想や反応が見れるのではないか。
 ・割と「なろう」のユーザー数は魅力的な数字なのではないか。
 ・「サウンドノベル」ばかりではなく「小説」の形態も勉強するべきなのではないか。
 ・サウンドノベルで人気が出ても「その先の展開」はほぼ皆無だけど、小説形態で人気が出れば「あわよくば」という期待感と、ぼちぼちある「なろう」の実績。
 ・電子書籍が流行りだしたら、「なろう」ってけっこう流行るのではないか(すでに流行ってるまである)。
 ・「なろう」って有名らしいけど、自分はぜんぜんその世界を知らないので、試しにやってみるだけでもいいのではないか。
 ・別サイトなどへの二重投稿はOKだし、別に「なろう」に掲載してもそれほどリスクはないのではないか。
 ・「挿絵機能」なんてものがあり、それがサウンドノベルに似ていてちょっと面白そう。

 次に、懸念している点は、

 ・「なろう」のユーザー層の「質」はどうなのか(フリゲ勢、スマホ勢と似たようなもんだと想像してるけど)。
 ・「なんでサウンドノベルで出すのに――」みたいなツッコミが来ないか。
 ・そこの文化で「マナー違反」なんてことはないのか。
 ・「なろう」のマナーや常識を知らない。
 ・「なろう」の予測検索の「2ch 晒し」の不穏なワード。
 ・「なろう」は掲載作品を簡単に削除できないような仕組みになっているとか。
 ・そもそも「なろう」のユーザー層にウケるような作風なのか。
 ・「フリゲ勢」「スマホ勢」「なろう勢」が混在して荒れないか。

 
 「メリット」「デメリット」を考えるけど、それほどデメリット無いような。
 自分は全画面ウインドウ形式のサウンドノベルだし、ほとんど小説の形態と一緒。
 でも「なろう」のことまだ全然しらないからな。
 だからといって作者登録しないことには使い勝手がわからないだろうし。
 何事もチャレンジか?

 ただ、違和感が無いとも言い切れない。
 どう考えても「サウンドノベル」のほうが表現性に勝るし、「なろう」掲載のものは何やら「お試し版」みたいな意味合いになってしまわないか。
 別にサウンドノベルの宣伝とかは目的じゃないんだけど、そう受け取られて変な摩擦が起きないか。
 でも「なろう」は「なろう」でいろいろと機能があっても面白そうだからなぁ。
 うーん。

217000字(89/109) 書き方をいろいろ変えるべき

 「流れ悪いな」と思ったら、適当に箇条書きで書いて、次に素っ飛ばしたほうがいいな。
 そこらへん往生際悪くしがみついてしまう悪い癖がある。
 詳細に書き込まないと見えてこないこともあるんだけど、固執してしまうのはよくない。

 もうすぐカクカノの一周目の推敲が終わる。
 二ヶ月強ってところか。作業効率については常に反省。
 推敲二周目で、いらんシーン(主にヒロインとのイチャイチャ)を出来るだけ削る。
 イチャイチャとか性的じゃない、爽やかめの日常シーンをいくつか模索できれば最良。
 主人公の主観で話が進むから、ヒロイン同士のやりとりを描写できないのが難点。
 会話文を削って、地の文で補っていく。
 会話文主体はテンポいいんだけど過剰になると陳腐。
 そういやテンポと陳腐とチンポって似てますね。

 クロノウサギは三人称複数。
 キミはキメラは一人称単数。
 かえると剣鬼は三人称複数。
 拡張彼女は三人称単数。
 色々と試してきたけど、どれも一長一短。
 ただ、主人公の主観だけだと、どうも個性が限定されてしまう。あと流れも。
 不可解なキャラの主観っていうのは、当然の如く三人称複数のストーリーでしか書けない。

 ただちょっと、恋愛モノは書くのに精神ごっそり削られますわ。
 もうこの歳くらいで限界のように思える。精神的に。
 一定の歳を越えたら、書いてるほうだって「喪男の妄想乙」って思う。
 そもそも、定期的に人を替えるような恋愛は単なる遊びだと思ってるし、遊んでた人間を主人公にもヒロインにもしたくないし、そうなると世間の価値観と随分ずれてくる。
 世間の価値観とのズレを感じながら書くのは、大きな摩擦があって、酷く疲れる。
 また書きたくなったら知らんけど。

 次は少年マンガみたいな話を書きたいなーって、かえると剣鬼で書けばいいじゃんって話。

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