電子書籍

「電子書籍サークル」の到来?

ニッチブックスさんから『キミはキメラR』のレビュー頂きました。
あざっす!


それで、興味が沸いたのが、ニチブクさんの「複数メンバーの電子書籍サークル」という形態。
なるほど、そういう流れもあるんだなと思った。「小さな出版社」だ。

ビジュアルノベル系同人サークルは、はっきり言って未来がない。
それは、サークルの努力不足とかそんなんじゃなくて、単純にもう、市場が変化している。スマホアプリっていう道があるかと思いきや、そっちも表現規制強化で終わった。

ニチブクさんは名前の通り、ニッチな本を作っていくんだろう。
知らない販売サイトだけど、すでに『開かれたフリーゲームと、その敵』なんていうニッチなエッセイ電書を販売している。「800円」という値段には、ニッチな男らしさを感じた。

文学フリマ勢とかも、早く電子書籍に乗り込めばいいのに。
一番可能性がありそうなのは、ビジュアルノベル系サークルだろうけど。すでに「分業前提」で活動してきたはずだから、すぐに溶け込めるはずなんだよな。
どのみち茨の道だろうけど、未来があるだけマシなんじゃないかな。「新しいものに貢献する」っていう楽しさもあるはずだし。それに、電子書籍が「進化」していって、ビジュアルノベルに近くなる可能性もある。
利益分配とかはまあ、知らんが。

あー、早くトラメラ完成させたい。
戦場の活性化に少しでも寄与したい。

表現規制をどうすり抜ける

アメリカ企業は性表現に厳しい。キリスト教国。
Google・Appleは問題外。Amazonはやや不透明。
日本のWEBサービスは、米系の劣化コピーだらけな上、ユーザーのマネタイズ考えてないとこばっかり。搾取。
DLSiteは最終手段。あそこは独自の進化遂げてて面白いんだけど、エロ特化すぎて狭い。

現状はAmazon一択。

● 未成年描写をぼかす。
● 絵柄をロリロリさせない。
● 過激な性描写は書かない。

文学にはエロがつきものだから、本来排斥できるものじゃない。
でも「子供」っていうテーマが関わると、キリスト系は問答無用。理屈もクソもない。

ダメなら移住。これに尽きるか。
いずれ「棲み分け」を意識していく。

電子書籍での目標は?

フリゲ時代の目標
1,スキルアップ
2,ノベライズor新人賞で商業デビュー
3,フリゲ界隈に爪痕残す

2は明確に終了(色んな意味で)。
1もまあ、ぼちぼちか。
3は捉え方だけど、ふり~むと夢現で受賞しーの、フリゲノベライズのステマ暴露しーので、多少は爪痕(色んな意味で)残せたか。


電子書籍ではどうする。
国内だと今のところ、「個人作家の成功例」はほぼ皆無。ジーンマッパーの作者さんは、ハヤカワにスカウトされて商業ベースに乗っちゃったし、そういうメディアミックス路線は何とも言いづらい。

具体的な目標が立てづらい。
英語作品はまだ遠い。

結局「修行」と「爪痕」かぁ?

Kindleのルビ ハコでは詳細に書きすぎない 60000字(箱参_#1)

kindle for PCを導入。
便利すぎて屁が出る。
レスポンスがいいから辞書も引きやすい。
Kindle本では、ルビを「白(はく)皙(せき)」としないで、「白皙(はくせき)」としたほうが、辞書を引く側には都合がいいらしい。

ハコ三周目。やや詳細に書きすぎるきらいがある。
まだハコなのだから、ザックリめに。後からシーンを削る可能性だってある。
詳細ではなく、肉付けを意識。

雑記、制作日誌は、300字以内に留めるテスト。
キリ消滅防止。省略の修練。

常々、読書を怠らないように。

今後、数年がかりの抱負(仮)

出版社による搾取時代の終焉。
その一端を担う。



ブラックボックス新人賞
格安な印税
使い捨て作家の死屍累々
大手出版社の不合理な高給
ハイエナ無能編集者
ご機嫌取りに終始する作家
ステルスマーケティング
流行ジャンルの操作
 ネット焼畑
数字と金だけの世界
軽んじられる創作の意味



現状、表現の自由もクソもない市場だと思います。
中間搾取業者が入ることで、作者は犬にならなければいけません。

もう、出版社が必要な時代は、終わりました。
独立意識を持った作者が、読者に直接、作品を提供できるシステムがあります。
「出版社」「取次」「校正者」「印刷会社」「書店」、等々が不要なわけです。
いずれ「エージェント」という形に統合されるかもしれません。

プロを名乗る中間搾取業者がいても、市場のコンテンツは、粗製濫造の一途。
もはやプロフェッショナルの意味は、薄れました。
今はプロたちが、ネットのアマチュアたちにすがる時代です。

「商業で活躍」などしなくても、胸を張って「作家です」と言える時代が、もう来てもいいと思います。
作家の地位を貶めてきたのは、他でもない、出版社です。
かつて、作家バッシングはあっても、編集者バッシングはどれだけあったでしょうか。
ネット社会に移行し、作家が「発言の場」を手に入れたことで、両者の立場は一気に逆転しつつあります。

中間搾取業者が衰退すれば、個人作者が活躍できる時代になります。
自己管理能力に乏しい作者は潰れていくでしょうが、当然の淘汰だと感じます。
作者が自律意識を高めることで、創作はさらに、その意味を昇華させていきます。

とにかく、続けていきたいと思います。
「継続」こそが、個人作者に平等に与えられる、試金石だと考えています。

KDPのわいせつ・エロ・アダルトのラインを探る

以下、考察。



ガイドラインは気にしない


関連記事(続・KDPガイドラインの「わいせつな内容」について考える)を参照。

「性行為を表現したわいせつな内容や性描写を含む内容(を禁じる)」とある。
しかし曖昧な言い方で、判断しづらい。

結局、「コンテンツの掲載可否は当社の裁量で決める」とある。
明確な基準が見えない以上、「雰囲気」を感じ取るしかない。

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続・KDPガイドラインの「わいせつな内容」について考える

前回の記事はこちら


「性行為を表現したわいせつな内容や性描写を含む内容」

この文言が非常に分かりづらい。
ということで、「ホントにこれ和訳合ってんの?」ということを呟いたら、リプライで英語版を教えて頂いて少しわかった。感謝!


以下、英語版KDPガイドラインより。

「We don’t accept pornography or offensive depictions of graphic sexual acts.」

↑ これが本来の文章。

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KDPガイドラインの「わいせつな内容」について考える

ガイドライン

KDP(kindle direct publishing)のコンテンツガイドライン
一段目、「わいせつな内容」の項目。

「性行為を表現したわいせつな内容や性描写を含む内容」

これをどう捉えるか。

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限りなく全年齢に近づけるべきか

Google規制強化でキミキメRが削除されたこともあって、エロに慎重になってる。
厄介なのは、パンツですらNGだということ。

Amazonも英語圏の企業。
いつイエス様がノーとおっしゃるかわからない。
ガラパゴス列島は「ルールを変える」ということに異常な抵抗を示すけど、あちらさんはルール変えるのに全く抵抗が無いというか。臨機応変なだけか。

いま規制が緩いからといって、エロ路線で行ったら後悔するかもしれない。
まあ最初の大ヒット作が官能小説だったKDPがエロ規制強めるってのも矛盾してるようには思えるけど。

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電子書籍周りの情報収集&環境整備

だんだん方針固まって来てる?

なろうかKDP(Kindle Direct Publishing)か。
大体その二択で悩んでいるけど、たぶんKDPのほうが面白そう。

なろうはどうしても生理的に受け付けなさすぎる。
どう足掻いても異世界。SIREN。
あとは結局、なろうは出版社による搾取形態の一つに過ぎない。
もっと多様性に富んで、システムが改善されれば面白くなるかもしれないけど。
どうせ角川に堕ちそう。

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一本電子書籍を作っておきたい感

探りを入れる意味で、電子書籍を一本作っておきたい。
今の国内普及率じゃぜんぜんダメっていうのはわかるんだけど、一本作っておけばその界隈にアンテナが張れる。

なろうか、電子書籍か。
だいたいこの辺りで定期的に悩む。

なろうは「スカウト待ちネット小説家の溜まり場」だ。
自分もそれが目的なんだろうけど、もはや意味あんのかなと。

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