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【チュニジア襲撃テロ】結城さんが手記 朝日記者の怒声に「ショック…」 国際報道部長が謝罪「重く受け止めおわびします」

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【チュニジア襲撃テロ】
結城さんが手記 朝日記者の怒声に「ショック…」 国際報道部長が謝罪「重く受け止めおわびします」

 11時30分ごろ、現場となったモザイク博物館に到着しました。2階を見学している時に、ツアーの参加者が「窓の外に銃を持った人がいる」と言い、何人もがのぞいていました。ガイドは、「チュニジアではよくあることだ」と言ったように思います。あまり緊迫感はなく、まさか発砲されるとは思いませんでした。その後、ガイドに部屋を移動するように言われ、移動している途中で銃声が聞こえました。皆走りだしました。しかし、入ろうとした部屋で発砲され、人が血を流して倒れるのが見えました。前の人々が立ち止まったので、私は後ろへ倒れました。その時、後方から銃声がし、耳に痛みを感じました。部屋の入り口を振り向くと、男が銃を持って立っていました。顔は見ていません。すぐに頭を手で覆って床に伏せました。かなり長い間銃が乱射されていました。身体中に痛みがあり、私は死ぬのだと思いましたが、とても現実のこととは思えませんでした。

 しばらくして男が去り、起き上がると部屋には約10人の人々が倒れていました。無傷の人々もいましたが、動かない人もいました。

 私は左手、左耳、首に痛みがあり、血が流れていましたが、大きな問題はなさそうでした。母は私の隣で倒れていました。首から出血し、頭の下に血だまりができていました。呼び掛けると、「首が痛い」と言い、手足を動かしたので少し安心しましたが、自力で動くことはできませんでした。その後も遠くから銃声や爆発音が聞こえ、また犯人が戻ってくるかもしれない、と思うと生きた心地がしませんでした。私が母を旅行に誘ったので、本当に母に申し訳ないと思いました。

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