東京円、１０２円台前半　物価指数は材料にならず

　２５日の東京外国為替市場の円相場は、１ドル＝１０２円台前半で推移している。午後１時では、前日午後５時時点より０３銭円高ドル安の１ドル＝１０２円３６～４３銭、対ユーロは同０６銭円高ユーロ安の１ユーロ＝１４１円５６～５８銭。

　４月の東京都区部の消費者物価指数が前年同月より２・７％上昇した。これから消費増税の影響を除いた物価指数は３月と変わらないとして、大きな取引材料にはならなかった。

　市場では物価が順調に上がっているとみて、日本銀行が早期の追加金融緩和に踏み切らないとの見方が強い。「当面は米国景気が順調に改善するかに関心が移っている」（大手銀行）という。