書評
評・渡辺一史(ノンフィクションライター) まず冒頭の「はじめに」を読んだだけで、私は児童虐待という問題の意外な盲点に気づかされ、ハッとした。 (1月20日)[全文へ]
評・松木武彦(考古学者・岡山大教授) 岩波講座の日本歴史といえば、昔でいうなら国の「正史」をほうふつとさせるほど、由緒正しく重厚なイメージがある。 (1月20日)[全文へ]
評・尾崎真理子(本社編集委員) 第2次大戦前に中国、東南アジアの路地裏まで足を踏み入れ、広東女性の炊事も
評・青木淳(建築家) 東京・神宮外苑の国立競技場。その建て替えコンペで選ばれた案が「巨大すぎる」「景観を壊す」などと議論の的になっている。 (1月13日)[全文へ]
評・前田英樹(批評家・立教大教授) 著者の一人、幕内秀夫氏は、『粗食のすすめ』(新潮文庫)という名著で米を食べる暮らしの大切さを、栄養学の観点から実に深く説いた。 (1月13日)[全文へ]
評・濱田武士(漁業経済学者・東京海洋大准教授) 昨年、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が放映され、「あま」が注目された。実は「あま」は「海女」に限らず「海士」も「あま」であり、
評・開沼博(社会学者・福島大特任研究員) ビッグデータ、オープンデータ、デジタルアーカイブ――。意味はなんとなくわかるけど、結局なにに役立つのかよくわからない。そんな方にぜひ読んでもらいたい。 (1月13日)[全文へ]
評・田所昌幸(国際政治学者・慶応大教授) 仕事柄、開発協力や人道援助に携わりたいという学生に出会うことが多い。実際直接指導した学生の中にも、紛争現場で仕事をしている頼もしい若者がいる。 (1月13日)[全文へ]
評・平松洋子(エッセイスト) 暗い。救いようがない。愚かさ、弱さ、だらしなさのオンパレード。なのにゴォーっと悪の世界に吸いこまれ、ココロの暗部が
評・須藤靖 ルパン、ホームズと並んで、ウェルズやベルヌらによるSFが集められた少年少女科学冒険全集を、学校の図書室で借りてはむさぼり読んだ。 (1月13日)[全文へ]
評・須藤靖(宇宙物理学者・東京大教授) 今年とりあげた26冊中一番心に残ったのが〈1〉。研究室の学生全員分を購入し配付した。 (12月30日)[全文へ]
評・田所昌幸(国際政治学者・慶応大教授) アフリカについて、国家について、国際協力について、何より現地で生きる人々について、〈1〉は凡百の学術書より多くを教える。本年の白眉の1冊。 (12月30日)[全文へ]
短評
- 『REAL BONES』 写真 湯沢英治、 構成・文 東野晃典 (1月20日)
- 『色川大吉人物論集 めぐりあったひとびと』 色川大吉著 (1月20日)
- 『アジア映画で〈世界〉を見る』 夏目深雪、石坂健治、野崎歓編 (1月20日)
- 『新結婚時代』 王海鴒(ワン・ハイリン)著 (1月13日)
- 『翻訳万華鏡』 池央耿(いけ・ひろあき)著 (1月13日)
- 『やっぱり世界は文学でできている』 沼野充義編著 (12月23日)
- 『電信柱の陰から見てるタイプの企画術』 福里真一著 (12月23日)
- 『首都高物語』 一般財団法人首都高速道路協会企画・制作 (12月16日)
- 『海の武士団』 黒嶋敏著 (12月16日)
- 『格付けしあう女たち』 白河桃子著 (12月9日)
ニュース
- 130巻で未完――「グイン・サーガ」続編刊行 (1月25日)
- 女の子の特別な1日を描いた本 (1月25日)
- 【記者ノート】小鷹信光さんの蔵書公開 (1月24日)
- アナウンサーが読む世界史 (1月24日)
- 身近な文字が主人公の童話 (1月24日)
著者来店
気鋭の映画史・時代劇研究家の新著は、東映京都撮影所の六十余年をめぐる人間群像。時代劇、
- 『あかんやつら 東映京都撮影所血風録』 春日太一さん (1月21日)
- 『男性論』 ヤマザキマリさん (1月14日)
- 『ハコバン70’s』 稲垣潤一さん (12月24日)
- 『ワタノハスマイル−笑顔になったガレキたち−』 犬飼ともさん (12月17日)
- 『弱者はゴネて、あがいて、生き残れ!』 田島隆さん (12月10日)
海外ミステリー遺産〜堂場瞬一のコラム〜
- 食いしん坊 巨漢探偵が活躍 (11月20日)
- アメリカ現代文学の代表作 (10月30日)
- コン・ゲーム小説の代表作 (9月18日)
- スリル感際立つ冒険小説 (8月21日)
- 「居心地いい作品」の先駆け (7月17日)
コラム
HONライン倶楽部
今年の本屋大賞に選ばれた『海賊とよばれた男』(講談社)が上下巻計170万部、映画化もされた『永遠の0』(講談社文庫)が380万部と、当代有数のベストセラー作家への階段を一気に駆け上がった百田尚樹さん。その勢い同様、熱い思いのこもった投書が多数届きました。 (12月31日)[全文へ]
空想書店
それはまあ、てきとうに本を手に取れば、ハズレだって引くわけですな。 「どんなものでも9割はカスだ」っていうスタージョンの法則の例かも知れません。もしこれが正しいのなら、手当たり次第に本を買ったら10冊に1冊しかまともなものはないということになる。そんなもんかなという気もしますな。 (1月21日)[全文へ]
記者が選ぶ
- 『歴史をつかむ技法』 山本博文著 (1月22日)
- 『ブラック企業は国賊だ』 薗浦健太郎著 (1月22日)
- 『「はだしのゲン」創作の真実』 大村克巳著 (1月15日)
- 『美術館と建築』 酒井忠康監修 (12月25日)
- 『ゼロ』 堀江貴文著 (12月25日)
本こども堂
子どもたちへ
和合亮一(わごう・りょういち)さん 45 東日本大
- 弔う気持ち どう伝えるか重要 (1月7日)
- 気持ちを込め伝える大切さ (12月10日)
- 手作りの楽しさ ねずみで表現 (11月5日)
- 体と心のアンバランスを表現 (10月8日)
- 一人一人の「個体差」受け入れて (9月10日)
本だな
- 『すごいサーカス』 古内ヨシ作 (1月21日)
- 『よふかし にんじゃ』 バーバラ・ダ・コスタ文、エド・ヤング絵、長谷川義史・訳 (1月21日)
- 『絵本 いのちをいただく――みいちゃんがお肉になる日』 坂本義喜・原案、内田美智子・作、魚戸おさむとゆかいななかまたち絵 (1月21日)
- 『田んぼの不思議』 安室知・著 (1月21日)
- 『こぐまのクークの12か月』 かさいまり・作 (12月24日)
- 『ぼくのふとん』 鈴木のりたけ・作 (12月24日)
- 『すすめ! 近藤くん』 最上一平・作、かつらこ・絵 (12月24日)
- 『はるかなる絆のバトン』 小倉明、篠宮正樹・作、山口まさよし・絵、藤川大祐・監修 (12月24日)
- 『いちにちどうぶつ』 ふくべあきひろ作、かわしまななえ絵 (11月19日)
- 『しろうさぎとりんごの木』 石井睦美・作、酒井駒子・絵 (11月19日)
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